日本共産党流山市議団
高橋議員の活動

賛成討論…核兵器禁止条約に署名・批准を国に求める意見書提出の請願書

7月12日、議会最終日に賛成討論を行いました。

10対16で否決され、怒りで一杯です。
核兵器をこの地球上から無くすことが被爆者の願いであり、
日本国民の究極の平和への課題でしょう。


〈以下討論内容です〉
日本共産党を代表し、請願第1号「核兵器禁止条約に署名・批准を国に求める意見書提出についての請願書」について、採択すべき立場で討論を行います。

 その理由の第1は、先の世界大戦で、原子爆弾を投下され、甚大な被害を長きにわたり受けた、唯一の被爆国だからです。
 核兵器禁止条約は、史上初めて核兵器を違法なものと糾弾し、国連で採択されました。採択から6年、条約発効から1年半。署名は92ヶ国、批准は68ヶ国に広がっている今、被爆国である日本が率先して参加してこそ、核兵器開発への歯止めも含め、世界的で画期的な効力を発揮します。
 ましてや、今年7月7日時点で、全国659の地方議会から、政府へ同趣旨の意見書をすでに提出しており、本市議会が意見書を採択しない理由はありません。

 理由の第2は、平和都市宣言をした自治体として、将来に平和のバトンを渡す責務を持つからです。
市長 部局は、本市の平和都市宣言を36年もの間、脈々と守り引き継ぎ、そして7月11日付の広報で紹介したとおり、「平和のバトンを後世につなぐ」取り組みを続けてきました。
その具体化として、平和大使の派遣にとどまらず、平成15年度に日本 非核宣言 自治体 協議会に続き、平成21年度には平和 首長会議にも加盟し、いまや162の国・地域の7,200以上の都市と連携し、日本政府をはじめ、各国政府へ核兵器禁止条約の署名・批准を求めています。請願を審査した委員会でも、その取り組みへの賛同を堂々と表明しており、大変心強く感じています。
 一方 市議会は、平和大使の改善要望を提案しながら、核兵器禁止条約の署名・批准を求める市長 部局の取り組みにブレーキを踏むような事態があっては由々しき事態です。
ぜひとも、市長 部局 同様に、市議会も汗を流し、過去、派遣した平和大使を含め、市内の子どもたちの「平和を愛する純粋な心」を裏切り、請願 不採択という「冷や水」をかけるようなことだけはおやめいただきたく、強くお願いするものです。

 最後に、理由の第3として、今年 第1回定例会で、全会一致で採択した「ロシアによる武力侵略 及び 核兵器使用示唆に 抗議する決議」を真に意味あるものにするためです。
 ロシアによる武力侵略が長期化し、一連の無法行為は断じて許されません。この場をお借りして強く抗議を表明します。同時に、今年11月に開催予定の「核兵器禁止条約 締約国会議」が非常に重要となります。日本政府はもとより、核保有国が 核兵器禁止へ一歩を踏み出すかどうか、それとも「見て見ぬふり」をし、ロシアによる核兵器使用 示唆にも、北朝鮮による核開発にも課題を残すのか どうか、大変注目されています。
ぜひ、請願を採択し、国際的な世論と運動をいっそう前進させられるよう 議員各位のご賛同を強く求めて、請願第1号への賛成討論を終わります。

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