日本共産党流山市議団
高橋議員の活動

「子どもの医療費助成を18歳まで拡大する条例案」の賛成討論

本会議で「流山市子ども医療費の助成に関する条例の制定」について賛成討論を行いました。

発議第18号、「流山市子ども医療費の助成に関する条例の制定」について、日本共
産党を代表し、賛成の立場で討論を行います。

まず、今、定例会一般質問において、子ども医療費助成制度に対し、現行、中学卒
業までにとどまっていた対象を拡大し、高校卒業までとする旨の市長答弁を、我が党
は、今発議を提案した立場から大いに歓迎します。
また、発議を審査した教育福祉委員会でも、市長提案におおむね賛同する意見が全
委員から聞かれており、対象年齢の拡大が、ようやく実現できることを、多くの市民
とともに歓迎するものです。
我が党は、市長への予算要望に繰り返し提案し、「母になるなら、流山市。」という
キャッチコピーを標榜する市長が、いつか、主体的に提案されるものと首を長くして
待っていました。
しかし、近隣他市では実現させているのに、なかなか提案されず、ドンドン取り残
されてしまう。しかも、優先課題ではないという立場にたっていることが、この間の
議会答弁で明らかとなりました。だったら、「2元代表制」の議会が背中を押すしか
ありません。議員発議案を練り上げて、今定例会に提出させていただきました。
今発議のポイントは、年齢を拡大するだけにとどまらず、窓口負担200円とし、
所得制限を設けないという現行制度を堅持したものです。従って、受診券の発行事務
作業上の手間を可能な限り除くことができます。そして、受診券を使われる市民及
び、受診券を確認される医療機関の窓口にも、単に、年齢拡大のみという制度改正に
することで、より分かりやすく、問い合わせの手間を可能な限り少なくするもので
す。
しかも、年齢拡大にかかる経費は、提案者の答弁で、実施している我孫子市を例に
比較すると、2250万円とのことです。これは、一般会計歳出合計829億6千万
円の0.03%となり、月30万円の家庭なら、81円のやりくりでできる仕事で
す。81円のやりくりで、市内の高校生が卒業するまで、全員の医療費を支えること
ができるのですから、実現すべきです。
一方、本市の「特定疾病見舞金」や「障害者福祉手当」のように、対象拡大に便乗
し、窓口負担を増やしたり、所得制限を設け、逆に事業費全体を抑制したことで、批
判的な意見をずっと耳にするような「やり方」は絶対に許されないことを、強く指摘
しておきます。
最後に、市内で開業されている歯科医師から、「高校生にもなると、親の言うこと
も聞かないし、部活に勉強にと忙しいので、治療がなかなか進まないといつもジレン
マを抱えてきました。今度のニュースは本当に良かった。市内どの子も、安心して必
要な治療ができるよう、最善を尽くしてほしい」とのお言葉も頂きました。
わが党は、対象となるすべての子どもたちが一人も取り残さず、そして保護者、関
係者全員が「笑顔になれる制度」を求めて、発議に対する賛成討論を終わります
(添付書類)
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