75歳以上の医療窓口負担が倍に…反対討論
議案第14号「令和4年度流山市後期高齢者医療特別会計予算」について、反対の立場から討論します。
コロナ禍のもと国民の命と健康、生活をどう守るのかが、今政治に最も問われている重要課題です。とりわけ、重症化リスクが高く、他の疾病も含めて死者が増大している高齢者に対しては、最後まで人格が保障され、生存のためにいろんな支援が必要です。にも拘らず、毎年のように年金が連続して削られている高齢者からは、生活していけないとの声が寄せられています。
さらに、後期高齢者医療制度では、令和4年度は医療機関の窓口負担を、1割から2割に引き上げられる方が、千葉県では91万7千人のうち23万人割合で25.8%となり、当市でも約2万4千人のうち、7,735人、全体で32.1%となり深刻な影響を及ぼしかねません。
これでは、政府自身が掲げる「人生100年時代」の看板にも逆行します。また、昨今報道されているように、年金受給者への5,000円1回支給しても病院窓口の負担増大で直ぐになくなってしまいます。わが党は、政府の病床削減推進法と合わせ、この高齢者医療2倍化については、国民的運動で阻止するべく、その先頭に立つことを表明し、反対討論とします。