2月議会で一般質問しました。
党市議団が実施した「暮らしのアンケート」に八木中学校の近くに住んでいる方々から、登下校の自転車通学を心配する声が寄せられています。
「歩道もなく道路ギリギリになるため雨の日は特にハラハラしている」
「大きな車が通るとヒヤヒヤする、中学生が可哀そう、道路にスピード規制標識がほしい」
「八木中学生徒の自転車通学の安全確保、あざみ苑や第3コミュニティーの所が危険、自転車レーンを作ってあげてほしい」等々の切実な声です。
そこで市道237号線(学校の前)の交通量を調べてみました。
朝の7時〜8時の1時間、上下交通総量で756台、その時間帯に生徒84人が自転車で登校しています。
夕方の4時〜5時の1時間は、交通総量は762台です。
そこを同じ生徒数が下校しています。
また、市道59012号線(あざみ苑通り)も同じように交通量が多い道路で、こちらは271人の生徒が登下校しています。
実際にどんな状況か資料【添付資料参照】をご覧下さい。
【資料1】は登校する写真です。白線のない車道を走っています。登校する時はガードレールがあるのですが、車道を走ることになります。
【資料2】は下校している写真です。こちらも白線のない狭い車道を走っています。いつ、接触事故が起こってもおかしくない状態です。市民の皆さんいつも見る光景で、ハラハラ、ヒヤヒヤしています。
【資料3】は、白線の幅を測定してみました。ガードレールのある歩道は145cm〜160cmですが、他は80cmから50cm。狭い所で35cm、20cmとなっています。
そこで3点についてお聞きします。
1点は、9つの中学校の自転車通学の割合はどうなっていますか?2点は、毎年行われている通学路の点検についてですが、小学校の点検し対応しているのは伺っています。中学校の通学路の点検をされているのでしょうか。3点は、その改善計画をどのようにされているのか。
【再質問】3点伺います。1点目、今年度の通学路の点検をされていますが、この八木中学校の通学路は危険と毎年認識しているのですか?2点目、そして早急に改善すべきと考えますか?3点目、早急に改善可能な点はどのようなことでしょうか。3点伺います。
【教育委員会の答弁】
今年度の通学路合同点検の危険箇所として、八木中学校からは、2箇所報告がありました。
1点目は、第三コミュニティホーム前交差点付近の道路、もう1点は、あざみ苑から長崎小学校方面への道路となります。
ともに、道幅が狭くなり、交通量も多く、自動車と自転車通学生が接触しそうになるなど危険な状況であるというものです。
昨年7月に流山警察、市及び県の道路管理者、学校、PTA、市教育委員会と合同で現地点検を実施したところです。
対策として、第三コミュニティホーム前交差点付近の道路においては、今年度末を目途に、通学路注意表示、2m幅カラー舗装、台形減速マークの表示を行い、施工後に学校において、再度防犯面を含めた自転車通学ルート変更を検討していくこととしています。
一方、あざみ苑から長崎小学校方面への道路においては、下校時に歩道がある道路右側を通るように生徒へ指導し、併せて再度防犯面を含めた自転車通学ルート変更を検討することとしています。
令和4年1月時点の市内各中学校の全生徒に対する自転車通学者の割合については、南部中学校が28%、常盤松中学校が15%、
北部中学校が13%、東部中学校が32%、東深井中学校が7%、
八木中学校が90%、南流山中学校が0%、西初石中学校が5%、
おおたかの森中学校が34%となっております。
中学校の通学路合同点検ついては、小学校同様に対象としておりますが、中学校の通学路は、小学校の通学路と重なる部分が多く、小学校の通学路として現地点検及び安全対策を実施しているため、中学校独自の危険箇所の報告は少ない状況です。
【再質問】
安全対策は十分であるとの認識か。
【答弁】
事故を100パーセントなくすということは、非常に難しいことと思われますが、可能な限り道路の整備面の対策を行い、併せて、生徒への安全指導をしっかりと行うことなどで、引き続き通学路の安全対策を実施していきたいと考えます。
【要 望】
接触事故が年に1〜2件発生していると聞いています。今は軽微ですんでいますが、八街市のような悲劇を、流山市でも絶対に起こさない取り組みが今、求められています。事故が起きてからでは遅いのです。【例えば路面標示の設置や交差点、自転車に注意、交差点あり、自転車スピード落とせなどの電柱幕の設置、スピードの制限などの対応で】早急な安全対策と抜本的な対応を求めます。
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添付書類)