流山市の新型コロナ対策、検査と医療体制整備にかかわる補正予算の審議内容を紹介します。
6月4日おこなわれた総務委員会での質疑の文字おこしをしました。共産党の担当は、小田桐たかし市議。
医療供給体制についての小田桐議員の質疑に対する答弁(概要)
(質疑)医療供給体制の整備に1740万円を計上しているがその内容と実績は
(答弁)PCR外来の実施と検査に対する支援、入院受け入れ医療機関に対する支援に分かれる。
・PCR外来については、これまでに230万円ほど支出した。これからも予定している。
・入院の受け入れの医療機関への支援は、協議しているところで実績はない。
・PCR検査実施による成果としては、休日体制の市内の医療機関の負担軽減がいくばくかできたこと。市医師会の開業医に実際に防護服を検査を経験していただいたこと。市職員もPCR外来を実際に経験したことは、今後の検査体制の構築の一歩になった。
・課題としては、今後の保険資料での検査、唾液による抗体検査など色々出てくる。今後、地域外来・検査センターとしての実施方法を詰めていく必要があって、様々な研究と医師会との相談をしている。
(質疑)PCR検査に230万円とあったので、入院体制については1500万円程度を見込んでいるのか。PCR検査230万円の支出の根拠は何か。
(答弁)・1740万円の予算の中で、PCR外来と検査についてが概ね当初530万円、入院体制の支援については当初1175万円と考えている。
・PCR外来の経費の内訳は、ドクターの手当 8万円/回+交通費、事前訓練も含む、看護師の手当 5万円/回+交通費、事前訓練も含む。また、周辺の保健所などとの調整などすべて含んで、賃金×日数となっている。
(質疑)入院受け入れへの支援予算1175万円について、市内で入院がなかったとこについて、入院の供給体制の予算が支出されていないことについて、担当課としてどう考えているのか。
(答弁)・市内には感染症指定医療機関はなく、指定ベットはない。新型コロナの入院の実績がなくて現在支出がないということではなく、現在、体制を取ってもらうことで最終的に詰めている。例えばPCR検査をして、陽性か陰性かわからない段階、経過観察の段階での入院についても市の手立てをしていくことを考えている。詰めが必要なので支出に至っていないというのが現状である。
(質疑)詰めはしているが支出はないということだが、医療機関はすでに先行して支出しているという認識はあるのか。1175万円でどこまで対応できるのか。成田市は2か所の病院に1億円づつ2億円支出している。1175万円で対応できるのかという金額面について担当課としてどう考えているのか。
(答弁)・市内の医療機関は、新型コロナの疑い患者も含めて何らかの対応として入院を受け入れていると認識している。今後もお願いしていきたい意向ももあって今回予算計上した。
・疑い段階から入院を受け入れた時点でまず、ひとりにつき5万円、入院一日当たり3万円×日数という支援を考えている。
・国は第2次補正で、医療提供体制について様々な予算の手立てがされた。市として出来ることを考えた時に、診療報酬や国の手立てでカバーできない心理的な負担とか入院受け入れのハードルとかがあると思うので、それに対して手立てを考えていきたいということで現在準備している。
(質疑)市の範囲でできることに限界があるのはわかるが、いつまでもベットがゼロでいいのか。PCR外来にしても日数は答えがない。地域外来・PCR検査センターはいつから実施するのか明確に。
(答弁)PCR検査センターは6日実施した。今後、国が示している地域外来・PCR検査センターを設置していけなければならない。何月何日からとは答えられない。