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南流山中学校の学区地図。 |
流山市教育委員会が昨年9月に発表した、人口急増の南流山小学校区内の調整池の上に新設小学校を建設する計画が、半年間の技術的な調査を経て開校予定の令和6年4月に工期が間に合わないとの結論となりました。
そこで、新たな学校配置計画として、現在南流山小学校に隣接する中学校を新しい小学校とし、今後購入を予定している東洋学園大学キャンパスに南流山中学校を移すという案を発表しました。
義務教育施設として全国に例のない調整池の上の学校建設には、保護者や市民の不安も大きく、建設費の高騰も心配されていました。今回、調査結果で結果として不採用となりましたが、1000万円を超える調査費を投入して、前のめりになっていた流山市のあり方に市民の批判があがるのは必至。当局は、市民に対する説明責任を果たすことが求められています。
以下に、5月25日の議会全員協議会で公表された文書、調査報告書を公開します。
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全員協議会資料 令和2年5月26日 (学校施設課)
南流山小学校区の新設小学校建設に新たな選択肢
〜南流山中学校・束洋学園大学旧校舎の活用を検討〜
流山市では、南流山小学校区の児童急増に対応するため、新たに小学校を設置することを決定。令和6年4月の開校を目指し、木地区右岸調整地を候補地として、校舎建設のための調査を行いました。
調査結果では、工期と概算事業費が示され。技術的には学校建殷が可能であることが確認できた一方で、令和6年4月の開校は工期的に困難であること及び、多額の経費が必要になることが判明しました。
このため、新たな選択肢として、現在の南流山中学校を新たな小学校とし、中学校を、東洋学園大学「日校舎(流山キャンパス)に移転する方向で、交渉を開始しました。
なお、東洋学園大学では、全学部を東京・本郷キャンパスに統合。現在流山市にあるキャンパスは一部を運動施殷としでのみ使用している状況にあることからここを新たな候補地どしたところです。
調査結果の概要は別紙のとおりであり、東洋学園大学との早期の契約締結に向け、交渉を進めてまいリます。
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調査報告書はこちらから)