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就活セクハラ対策の義務化を報道する「しんぶん赤旗(24年11月1日)」 |
苦しんでみないとわからないことがある。でも、分からないそぶりや、分からない振る舞い、とりわけ見て見ぬふりはもっと良くない、と私は思う。
だから、私は、市議会での悔しさと残念さだけで終わらせたくない。
●以下は、2021年第3回定例会に提案した意見書です。
「就活セクハラの撲滅に関する意見書」
就職活動中の学生が、志望する企業の社員などから性的な嫌がらせを受ける、いわゆる就活セクハラが大きな問題となっている。
就活セクハラは、企業と学生という不均衡な力関係の下で行われ、立場の弱い学生が泣き寝入りすることも珍しくない。
また就活セクハラに対する相談窓口や救済機関は、公的にも整備されておらず、厚生労働省の「職場のハラスメントに関する実態調査報告書」でも、防止策の方針明確化など特別な取り組みをやっていない企業は7割超にいたる。
一方今年6月25日、国際労働機関(ILO)の「仕事の世界における暴力とハラスメント」に関する条約及び勧告では、求職者や仕事の応募者も保護対象に含まれており、国際的な対策は進んでいる。
よって、国会及び政府に対し、下記の事項を実現するよう強く要請する。
記
1 就活セクハラの定義を明確にし、法規制を行うこと。
2 相談窓口の開設や救済機関の創設など、就活セクハラに関する対策の強化を各関係機関へ要請すること。
3 国際労働機関(ILO)の「仕事の世界における暴力とハラスメント」に関する条約を批准すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
2021年10月5日
結果は、「賛成少数」ですが、、、
■賛成した議員は、西尾段、菅野浩考、加藤啓子、中村彰男、楠山栄子、藤井俊行、高橋光、植田和子、小田桐仙、乾紳一郎、大野富生、森田洋一、阿部治正の13人の各議員
■反対した議員は、渡辺仁二、野田宏規、近藤美保、大塚洋一、坂巻儀一、石原修治、笠原久恵、青野直、岡明彦、戸辺滋、野村誠、斉藤真理、中川弘の13人の各議員
■欠席した議員は、海老原功一議員
・・・賛否同数のため、議長採決となり、森亮二議長(当時)が「反対」し、否決されたのです。。。
●2024年第2回定例会に提案
「ILOハラスメント禁止条約の批准を求める意見書」
案文はコチラ…
■賛成した議員は、小沢えみり、川本大岳、渡辺仁二、近藤みほ、石原修治、笠原久恵、青野直、乾えり、高橋あきら、植田和子、おだぎりたかし、森田洋一、阿部治正の13人の各議員
■反対した議員は、うた桜子、清水大、西尾段、中村彰男、楠山栄子、藤井俊行、桑畑伴子、岡明彦、戸辺滋、野村誠、中川弘、海老原功一、鈴木ゆうすけ、矢口輝美の14人の各議員
・・・「賛成少数」となり、1票差で否決されたのです。