日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動

流山市の地域経済活性化とは…ツーリズム推進の大矛盾

流山の市政経営でやることがなくなったのだろうか、、、
はたまた、身銭を切らない「社長(市長)」の職権乱用なのだろうか、、、

令和5(2023)年度の流山市一般会計決算を見てみよう、、、

R5年度の商工振興費4億3621万3千円のうち、、、
融資に係る経費を除いた商工業の育成等に関する諸経費は7649万7千円です。
したがって、、、
経済センサス(R3年版)の市内事業者数4203社で割り返すと、

わずか、、、
1社当たり1万8200円 です。

それに対し、、、
「観光費は5億9719万円」です。過去最大規模です。
観光費の当初予算が1億5612万円だったものを、決算では3.8倍に膨張させたのだ。

年度途中でこれほどまでに増大させたということは、R5年度の超目玉事業、何を差し置いても「絶対やるべき事業」という位置づけだ。

しかも、、、
官民で立ち上げた株式会社「流山市版DMO」への公費支出総額は5370万円です。

これは、、、
「流山市版DMO」の年間売上7066万9千円(R5年度)の76%を占めるのです。

それでも、、、赤字構造から抜け出せないために、白みりんミュージアムの指定管理をさせ、至れり、尽くせりとなれば、、、赤字は膨らむばかり。

そもそも、ベッドタウンである本市は、京都や鎌倉、川越などとは異なる。
観光資源が豊富というわけではない流山市。
また、資源があったとしても、活用できる所有・権利を、流山市は保有していません。
さらに磨けば光る隠れた資源も、市内全域なら様々なあるでしょうが、流山市内の「本町地区」、「利根運河地区」に限定したツーリズムでは、資源も枯渇してしまう。
ましてや、、、
市長がツーリズム、古民家活用の起爆剤とした「旧割烹新川屋」は、R5年度末までに公費投入は、1億6300万円(R5年度は200万円)を投入し、「改築するなら5億円」となっている。

いつまで、知名度アップ、市と寄せパンダというアドバルーンを上げ続けるのでしょう。。。
その為に流す汗と涙の一方で、市民生活が「危機」を迎えているならば、「汗」も「涙」も、意味が問い直されます。

ツーリズム推進にもと、先細りする市民生活、、、大きな矛盾は年々深まり、広がっています。

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