日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動

流山市DMOの経営状況に対する考察

官民令閨で立ち上げた株式会社「流山市版DMO」

今週の常任委員会や委員会協議会で以下のことが分かりました。

(1)経営はお先「真っ赤」!?
売上高は、、、
R3年度5873万円
R4年度6882万4千円
R5年度7066万9千円と、右肩上がりを示しているように見えます。
いっぽう、営業利益は、、、
R3年度 ▲895万6千円
R4年度▲2233万4千円
R5年度▲2382万円  と赤字も増大し、累積赤字(営業剰余金)令和5年度5792万円となりました。
借入金残高は、、、
R4年度4362万1千円
R5年度6177万円(短期1400万円、長期47777万円)という借金が年々膨らむ実績です。

(2)経営上の「希望」は白みりんミュージアム!?
今後のDMOの経営計画では、、、
R6年度2800万円
R7年度3000万円
R8年度4000万円と黒字に転換する計画です。
これをなしえる「稼ぐ力?」は、白みりんミュージアム指定管理料です。
R6年度 1200万円(5カ月間)
R7年度 4630万円(月385万8千円)
R8年度 4655万円(月387万9千円)
R9年度 4682万円(月390万3千円)…4月市長選挙
R10年度4710万円(月392万5千円)
R11年度4739万円(月394万9千円)
この金額は、市の第3者機関が協議し「適正」との判断をしたものの、DMOが提案した金額そのままですから、市民的には「疑義」が生じるでしょう。
また、、、市民が新市長を誕生させても、契約が残る仕組みですね。

(3)DMOばっかり!?
白みりんミュージアムの指定管理料は、市内の福祉会館などの「部屋貸し」の指定管理料とは根本的に異なり、商品開発や市場開拓(ツアー化)など試算出来ない経費も含まれていると捉えることもできます。
また、、、
市民窓口センターの業務委託は、当初3年数ヶ月から慎重に導入し、推移や内容を精査し、今後5年間6億6120万円(年間1億4500万円)の契約を行う予定という経緯と比較すると、なにかと「大きく」異なります。
さらに、、、
市内全体の商工振興と、以下比較すると、なにかと異なるのではないでしょうか。。。

【参考】
令和5年度の「商工振興費」の支出総額は年4億3621万3330円。
このうち融資関連の支出を除く「商工業育成・助成に要する経費」は年7649万6712円。
市内事業者
・法人市民税(R5年度)を払っている3952法人では、1法人1万9356円です。
・R3年経済センサスで商工会議所加入4203事業所では、1事業所1万8200円です。
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