日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動

認知症予防にあらゆる取り組みを

政府が5月8日、認知症の人が2060年に全国で645万人に上るとの推計を公表しました。

●65才以上の高齢者の17.7%(「5.6人に1人」)
●認知症の手前の状態に当たる軽度認知障害の人は632万人

つまり、、、「認知症の人は25年の471万人(高齢者の12.9%)から170万人以上増加」するわけですから、長寿化のさらなる進展、認知症の人の割合が高まり、介護サービス充実や予防・治療にむけた体制の強化が急務となります。

政府の2015年公表の前回推計では、認知症の人は25年に675万人、60年に850万人としており、今回の推計では、いずれも人数が減少しています。
厚労省の研究班は要因として、喫煙や食事といった生活習慣の改善が進んだことが考えられるとしています。

つまり、、、様々な取り組みを複合的に、有機的に積み重ねていけば、認知症予防ができる!!!ということです。
今、国も、自治体も、「エビデンス」がないとか、十分はないとし、その様々な取り組みを、今の予算(鐘)だけを見て、実行になかなか移しません。
しかし、その実行に移さないという判断をしている方々は、もう10年以内に65才を迎えるのです、、、「5.6人に1人」が認知症となれば、あの当時やっていればと振り返っても遅いんです。

あらゆる取り組み、、、積み重ねと総動員が必要です。

ちなみに、、、流山市の住民基本代表の人口(4月)は21万1097人です。そのうち、65才以上は4万7304人(22.4%)です。
「5.6人に1人」となれば、8447人となります。

【認知症の危険因子】加齢、遺伝性のもの、高血圧、糖尿病、喫煙、頭部外傷、難聴等
【認知症の防御因】運動、食事、余暇活動、社会的参加、認知訓練、活発な
精神活動等



現在流山市では、2024年度からの「高齢者福祉計画第9期(コチラ…)」において、
『基本目標1/施策目標4:認知症に係る総合的な支援』と位置づけ、、、
「認知症の発症・進行を遅らせるとともに、認知症となっても地域で希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指して、認知症の方やその家族の視点を大切にしながら、「共生」と「予防」を両輪とした取組を推進します。」としています。

【第8期計画の取組状況の評価】
●9月を「認知症月間」とし、講演会や、認知症体験型講座、相談会等を開催しました。また、「認知症安心ガイドブック」の掲載情報を更新するとともに、より活用しやすいよう内容を見直し、新たに公共施設等での配布を行いました。さらに、認知症地域支援推進員の会議において、これらの取り組みをより良いものとするよう検討しました。
●認知症の方やその家族に早期に関わり、初期の支援を包括、集中的に行う認知症初期集中支援チームによる支援を、関係機関との連携により実施しました。
●キャラバン・メイトによる、地域住民、学校、市役所などを対象にした、認知症サポーター養成講座を開催し、認知症に関する正しい知識や理解の普及啓発に取り組みました。

【第9期計画に向けた課題】
■認知症に対する正しい知識や理解の普及及び啓発に向けて、認知症サポーターの更なる増加や、活動意欲のあるサポーターによる見守り活動なども含めた活動機会の創出を進めていく必要があります。
■若年性認知症に対する理解の促進を図るとともに、本人・家族の支援につながる施策のあり方を検討する必要があります。
としています。。。
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