日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動

断熱効果の検証(クラウドファンディング)

通常の教室

通常の教室

流山北小学校の4F英語教室を活用し、民間主導の断熱効果実証実験が実施されました。
資金はクラウドファンディグを活用。目標額130万円を突破し、ネクストチャレンジで最終190万円までご寄付を頂き、実施できました。

工期は1床間程度、子どもたちも実際に断熱材を入れる工事に携わりながら体験しました。
地元事業者3社も含め、合計6人程度で安全を確保しながら実施されました。

天井の断熱は、、、
いままで使ていた天井ボードを外し(ネジで取り外し可)、屋上と教室の間にあるスペースへ断熱材を入れていました。最終的には、使用済みの天井ボードを再度取り付けましたので、見た目も、高さも変更はありません。
窓の断熱では、、、
記の素材を活用しているため、見た目の温かみは増し、2重窓の圧迫感もありません。断念的には効果は一部阻害されるでしょうが、窓の大きさは今までと同じ大きさを確保することで、遮光は十分確保されています。
天井に断熱材を入れた教室

天井に断熱材を入れた教室


体温が高い子供たちが30〜40人程度入る教室で、天井に降り注ぐ熱気がコンクリートを通じ、教室へ伝わってくる状況を少しでも防ぎ、エアコンの効果が長く持続できるようになればいいですね。。。

ちなみに2023年第2回定例会で、以下の質問をしました。。。

【おだぎりたかし議員】
 第3、環境行政について、2点お聞きします。
 まず、(1)流山北小学校の一部の教室の断熱改修やワークショップ開催へのクラウドファンディングの取組についてお聞きします。
 広報を御覧になった市民から、「なぜ教室の断熱改修なのに公費で実施しないの」、「なぜクラウドファンディングなの」、「義務教育の授業の場においてお試しみたいなことをしていいの」、また「どんな工事が行われて、現状復帰は誰の責任でやるの」など、疑問の声も聞かれていますので、市として今事業の取組や経過について詳しく議会でお答えいただきたいと思います。
【環境部長】
 初めに、(1)流山北小学校の一部教室の断熱改修やワークショップの開催へのクラウドファンディングの取組については、断熱の効果を体感し、その必要性を理解していただくことを目的に、周知啓発として民間主導により流山北小学校で断熱ワークショップが実施されます。
 この取組は、本年3月から脱炭素社会実現のために住宅の断熱性能向上に向けた施策について、市内工務店と協議をしていた中で提案されたもので、市は共催という形で後押ししています。
二重窓にし、断熱した教室

二重窓にし、断熱した教室

 実施場所については、一般住宅、公共施設などを検討した結果、施設の状況、環境教育にもよい影響があり、さらに市が共催していることから流山北小学校の一教室にて実施されることとなっています。なお、同様の取組は、さいたま市、藤沢市、津山市などでも民間と自治体の共同により行われています。
 夏休み期間中の8月4日に実施され、改修終了後の8月31日には断熱の効果を体感することができる予定です。ワークショップは、市内工務店に加え、専門家を講師としていることから、安心、安全に配慮して実施されるものと承知しています。
 改修の内容は、窓の内側へのサッシの設置と、窓下と天井への断熱材の追加を予定しており、ワークショップではその一部を体験していただく予定です。なお、原状回復する場合は、市と市内工務店の責任により行います。
 費用は全部で約130万円であり、この金額をクラウドファンディングで賄う予定です。費用については、さきに御紹介した他市の事例においてもクラウドファンディングを採用していたこと、民間主導によるものであることから、本件においてもクラウドファンディングを活用することとしました。市は、省エネルギー生活の転換を推進していることから、このワークショップの周知等を行ってまいります。
【おだぎりたかし議員】
 それでは、環境行政について、(1)については1点要望と1点確認をします。
 要望は、公共施設を活用した民間主導型のクラウドファンディングとはいえ、市民の理解が必要不可欠ですので、丁寧な説明や工事における安全性の確保、必要な現状復帰、公共施設に対する負荷軽減など、組織横断的な協議を深めていただくよう要望します。
 1点確認するのは、先ほどの御答弁では流山北小学校が環境教育としてもよい場所だという御説明があったと思うのですけれども、ほかの学校も環境教育としては悪い学校になるわけではないと思うのですけれども、その点での表現は適切だったのかどうか確認させてください。お願いします。
【環境部長】
 言葉が足りませんでした。学校でやること自体が児童や生徒にとって非常に勉強になる、そういったことでの流山北小学校を選んだということでございます。流山北小学校に限らず、全ての学校を対象にしたということでございます。
【おだぎりたかし議員】
 多分余裕教室の数だとか、学区からいろいろ見に来られたときも市民が見やすい場所であるとか、いろいろ条件はあったのだと思いますので、ぜひその辺も加味して、ほかの学校もいろんな取組をやっていますので、ほかの学校の取組を否定するようなことがないように、ぜひお気をつけいただきたいと思います。


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