日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動

流山市でも学校給食一部無償化スタート

流山市でも学校給食一部無償化がスタートし、1カ月が経過します。
保護者からも、相次ぐ値上げが続くもとで、喜びの声が聞かれています。

さて「必要経費は?」や「来年度の給食費の値上げが心配」とのお声も頂くので、少しまとめてみます。

あくまでも保護者からの申請に基づき、2月1日時点での無償化対象者は、「1112人」とのことです。一人ひとり要件の確認やデータ打ち込み等、事務量の増大にも目を配る必要がありますが…

さて「必要経費」については、補正予算などはなく、市への収入「雑入」として位置付けた『学校給食費(現年分)』9億7017万8千円(令和4年度当初予算)が減額(減収)になるというものです。

市全体の収支(730億円)では、入札減や予算見込みより低い利用にとどまる(低い執行率)ことは多々ありますし、たった予算の1%とはいえ、7億円もありますので、「給食費」の収入見込みが少々減っても、問題はありませんョ。


ちなみに、、、学校給食の無償化をめぐっては、過去こんなやり取りもあったことは忘れないでください。

平成30(2018)年第2回定例会 陳情第3号「小中学校の給食費の保護者負担軽減を求める陳情書」陳情書はコチラ…について

■私の賛成討論
 陳情第3号「小中学校の給食費の保護者負担軽減を求める陳情書」につきましては、採択する立場で討論を行います。
 保護者の負担軽減を行っている多くの自治体では、給食費を私の会計から公会計に移行しています。本市でも公会計の研究が始まっており、環境は整ってきたと考えています。あとは、教育費に対する公的経費をどう引き上げていくのか。その一つの柱が給食費の補助であり、負担軽減だと考えています。近隣市でも導入をされているのと同時に、本市では「学ぶ子にこたえる、流山市。」というキャッチコピーも市長が掲げており、その本気度が問われることからも、本陳情については採択されるべきだと考えています。
■大塚洋一議員の反対討論
 流政会を代表しまして、陳情第3号を不採択の立場で討論させていただきます。
 小中学校の給食費に関しては、平成28年度の給食費保護者負担総額は、小中学校合わせて約7億円であり、人口が増加している流山市において給食費の負担は難しいと考えます。また、学校給食法の第11条に、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費は、学校の施設者の負担であり、それ以外の学校給食費は保護者の負担とあることから、小中学校の給食費の保護者負担軽減を求める陳情書については不採択とします。

この時は、委員会・本会議で否決されたんですよ。。。
議会内の「数の論理」で残念でしたが、国民の世論と運動が起こす変化は、議会の数の論理ではとどめられず、政治を動かした実例です。

ちなみに、、、本会議で賛成した議員は、日本共産党のいぬい議員、徳増議員、植田議員、私と、一人会派の阿部議員だけでした。。。
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