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瓦には「新川」の刻印が… |
大野富生市議と一緒に、運河駅から徒歩5〜7分程度のところにある旧割烹新川屋本館(流山市指定有形文化財(2022年1月1日付)・1933年築・本館:延べ438.25平米、旧蔵:延べ46.28平米)を見させていただきました。
歴史的な建物をどうやって保存するか、そして移り行くいまの時代にどう活かすのか…問いかけられていると感じました。
現在流山市では、市長の強い方針もあり、流山本庁と利根運河に「限定した」ツーリズムを進行中です。
私は、限定ではなく、「中心に…」程度にし、「市域全域にある資源を生かしたツーリズム」で良いと思うのですが…
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歴史的な佇まい… |
さて、本題である割烹新川屋本館。そのスタートは、2019年5月臨時議会(市長、市議会議員選挙の実施直後の議会)の最後の挨拶で市長が以下のように発言しました。
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利根運河沿いの割烹新川屋本館、現在のブラッスリーしんかわは、明治25(1892)年創業の歴史的建築物であることから、本市の文化財審議会において、国登録有形文化財の登録を検討しており、平成29(2017)年6月に文化庁の視察が行われました。
その後も引き続き調査を実施するなど、本格的に国へ申請する準備を進めています。
このような中、平成30(2018)年9月に所有者がお亡くなりになられたことから、割烹新川屋本館を含む周辺土地が相続により手放される可能性が出てまいりました。
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貴重な緑地も、維持管理には経費が掛かります |
当該土地及び建築物が民間事業者により購入され、開発が行われると、貴重な建築物を失うだけでなく、利根運河の景観も大きく変わり、本市が推進する利根運河のツーリズムにも影響が及ぶ可能性があります。
また、相続人である親族の方からは、利根運河の自然豊かな景観を未来に残し、市民に愛される場所として存続を望まれ、本市での買い取りを要望されておられることから、市では当該土地及び建築物を「土地開発基金」により先行取得し、利根運河の景観を守るとともに、購入した建築物及び土地を観光振興に資する施設として整備活用を行うため、一昨日の5月21日、当該所有者と土地・建物売買契約を締結(約1億3千万円で購入)いたしました。
予算的には…
2018年度「一般会計」決算に、流山本町・利根運河ツーリズム推進費の「不動産鑑定料」120万5280円の計上が、はじまりです。
その後、樹木倒木に対する対応(2019年10月・199万8700円)、活用調査(2022年2月〜23年2月・1486万4300円)などなど…経費が出ています。
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すぐ横(調整区域)では、福祉施設の建設も… |
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割烹時代のキッチン…痛みはひどいです |
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1階の居間 |
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1階トイレ前 |
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1階廊下 |
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2階客室 |
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大野市議も…全体的な歪みも |