流山市が行った指定管理者の男女共同参画の調査結果の記事(
コチラ…)をご覧頂いた方から貴重なご意見を頂きました、ありがとうございます。
「男女共同参画社会になること」では一致しているものの、
指定管理者18事業者、従事者2万6885人(男性4626人(17.2%)、女性2万2259人(82.8%))について、「なぜ男性従事者がこれほど少ないのか」というご意見です。
就職活動や現場勤務の体験から、「男性」ということから、希望が通らなかったことや就職にむずびつかなかった経験、女性従事者が担えないことによる業務の過重の集中をお聞きしました。なかには、女性従事者ならすぐにユンボなどの免許を取らせる一方で、男性の場合、「見習い3年」などの意味不明な条件を課すようなケースもあるようです。
男女の賃金格差の線引きは、本当に難しい課題があるとの貴重なご指摘でした。
党の立場は、同一労働・同一賃金というものですが…
同時に、「安上がりな賃金」を極度に追求した今の日本社会で、、、
また「過労死」や「過労自殺」という世界共通語が生まれるような社会で、、、
評価や労働条件などが切り刻まれ、複雑化し、他従事者と常に競争をしいられている現場の実感では、賃金格差の是正は、理性的には理解できても、生活実感からは、男性にも、女性にも、胸にストンと落ちるものではないかもしれません。
それどころか、「女性の賃金引き上げは男性の賃金引き下げにつながる」かのような話も聞かれ、従業員同士が互いに疑心暗鬼にもさせられているかもしれません。
ちなみに…
流山市の場合、公民館等の受付や管理などにとどまらず、従事者の多くが学童保育の業務や運営についていることから、保育に係る女性の従事者が比重として多くなる傾向です。
男性であっても、女性であっても、学童保育という専門性の高い職種に係れるような賃金体系や業務体系を私たちも過去提案しています。
しかし現状は、学童保育の従事一本で、生計を立てることが非常に困難な賃金体系や勤務体系であることもあり、女性従事者の比重が多くなります。また、家族を養う責任を背おわせられた男性が率先して勤務に就く仕事というより、夕方の一定時間、扶養親族がいる女性が勤務につきやすい職場と捉えています。
なお、市の調査結果では、管理職では、男性従事者4626人中173人(3.7%)となり、女性従事者22259人中260人(1.2%)という数値も報告されていたことを追記しておきます。
さらにより良い政策や、政策のより良い打ち出しができるよう改革に活かしたいと思っています。