日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動

南流山中学校の移転施設計画…保護者は子どもともっと話そう

6月25日、鰭ヶ崎小学校で南流山中学校移転計画(東洋学園大学旧キャンパス)の説明会が実施され、参加しました。

『超過大規模校』に対する保護者の不安視する声が聞かれたことは、この間、日本共産党だけが改善を求めてきただけに、議会での発信に誤りがなかったことを示していると思われます。

しかし決定的に、今、足りないのは、子どもと保護者の対話と私は痛感しています。
また、議会での重要なやり取りを届け切れていないことに、心から申し訳なく、お詫び申し上げます。

2021年12議会(第4回定例会)では、以下の答弁が市議会でされています。

南流山中学校の現在の面積と東洋学園大学旧校舎に移転後の面積について(概略)
【現在】
●校地面積:2万6279平方メートル
●屋外運動場(校庭)面積:1万6220平方メートル…他の中学校の平均の約1.3倍あり、最も広い屋外運動場
●屋内運動場(体育館)面積は1037平方メートル。
【移転後(令和6年4月)】
●校地面積:約3万2000平方メートル
●屋外運動場面積は約1万2000平方メートル
●屋内運動場面積は1392平方メートル。
 
生徒1人当たり(本年5月の児童生徒数推計及び想定値)に換算すれば、
 令和9年度の生徒数は1061人(市内最大の生徒数)であり、本年4月1日現在の生徒数608人(453人増加見込み)
 1人当たりの面積は、
■校地面積で、現在の43.222平方メートルから移転後(令和9年度)30.16平方メートルとなり、13.06平方メートルの減少
■屋外運動場の面積が26.68平方メートルから11.31平方メートルとなり、15.37平方メートルの減少…西初石中学校、東部中学校、南部中学校に次いで市内で4番目の広さ
■屋内運動場の面積が1.71平方メートルから1.31平方メートルとなり、0.4平方メートルの減少
プールや武道場は現在と同等のものを整備する。
テニスコートは現在の2面から3面を確保する。

ゆっくり何度か読んでいくとわかると思います。。。

無計画な人口誘致という政治のツケは、生徒の教育環境の悪化にしわ寄せされてしまうということです。

ちなみに、、、R3年度生徒数433人(南流山中619人)の常盤松中学校生徒からは、「男女40人近くが活動しているが、テニスコートを4面からもう1面増やしてほしい」との要望が届いています。
その2.6倍以上にもなる南流山中学校でテニスコートはたったの3面、、、武道場もプールも700人弱の規模と同等…本当にこれで良いのでしょうか???
また教職員の通勤車両を止める場所は学校敷地内になく、近隣民間駐車場を借りることになります。そのための経費は教員の自己負担です…添付資料を参考に

南流山中学校沿革
生徒1000人近い時代も乗り越えた…という方もいると思いますが、昭和60年代と令和の時代をひとくくりにする暴論です。

移転せざるを得ないからこそ、南流山中学校の歴史と伝統に加え、新しい歴史をつくれる教育環境は不可欠なのです。

制服もプール水着もジェンダーを取り入れたものに改善する、校則はもっと緩やかに改善し、生徒の自主性、自立性、社会性をくみ取る、、、などなど令和4,5年度の教育実践が大変重要です。

また教育環境の改善のカギは、「その他エリア」としている部分を南流山中学校の教職員と生徒が気兼ねなく、しっかり使えるようにすることです。
東洋学園大学旧キャンパス内の「その他エリア」には、もう一つ体育館があります。もう一つ、元サッカー場があります。駐輪場を450台増やさなくても、すでに屋根付き駐輪場はあるのです。

もっと子どもたちと話そう!!!子どものリアルな学校生活への声を計画に反映させる大人力、地域力を試す時です。

ちなみに、、、「新設小学校を調整池の上に建設しようと企て、とん挫し、中学校が丸々移転する」という前代未聞のことがおきています。また「市立中学に隣接し、私立中学の誘致を企て、とん挫する」という奇々怪々なこともおきています。
つまり、通学路の安全や自転車通学の安全確保にむけ、前例踏襲を打破する。そのためには、地域を良く知る地域住民の声はもとより、「ウルトラ…」が付く難易度であっても、ありとあらゆる術を盛り込む全庁的総合力が試されているのではないでしょうか。


(議会答弁)
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