保育士の処遇改善は待ったなし…職場における人員増員や過重負担の軽減も見落とさないで
兵庫県明石市が、また面白い…対象者や困っている施設運営者の願いにや実態に即した取り組みを始めている。
以下、紹介します。。。
(1)「保育士定着支援金」として採用後7年間で最大160万円の支援金を直接支給する。
対象は、私立認可保育施設(保育所、認定こども園、小規模保育事業所)に採用された保育士です。
同時に、「県保育協会が実施する保育人材確保対策貸付事業」として、潜在保育士が保育士として勤務することが決定した場合、就職準備金(40万円、2年間の勤務後返済免除)の貸付や、未就学児の子どもをもつ潜在保育士が保育士として認可保育施設への勤務を希望する場合、保育料の2分の1(貸付を受ける方1人につき月額27,000円が上限、2年間の勤務後返済免除)の貸付等も利活用できます。
(2)保育士のお子さんは、優先的に保育所に入所できます。
対象児童は、市内の保育施設に月64時間以上就労中、または就労予定の保育士の児童。明石市に居住する児童だけでなく、市外に居住する児童も対象
(3)毎月の家賃負担を軽減されます。
私立認可保育施設が借り上げたマンション等に保育士(6時間以上/日かつ20日/月以上の勤務。平成25年以降に採用された方で、かつ採用後5年以内。同居家族も含め住居手当が未支給世帯)が入居した場合、明石市と保育施設で合わせて※月額最大5万7千円を限度に家賃負担を軽減します。
※敷金・礼金・更新料・自治会費・火災保険料・リフォーム代等は対象外
(4)保育士の給与改善を支援します。
保育士への給与改善を実施した私立認可保育施設に対して、月額給与増額分(最大2万円)の2分の1、1万円を限度に助成します。
(5)明石市保育士総合サポートセンター(無料職業紹介事業所)を開設します。
保育人材の安定的な確保のため、保育士資格をお持ちで現在保育施設で就労していない方(潜在保育士)の就職・復職支援を明石市が行う事業です。市内の認可保育施設(保育所・認定こども園、小規模保育事業所)に就労を希望される方に、求人の紹介を行っています。