新型コロナ…知事メッセージに見る、政治の在り方
12日、「感染急増にストップかけるための県民へのメッセージ」を千葉県知事が発信された。
しかし具体的数字は、、、「盆休みの帰省中、友人6人で飲み会後、感染」、「親戚5人と墓参り後会食し、感染」、「カラオケ5店舗でクラスター発生、39名が感染、「3家族でホームパーティを行い、13人中9人が感染」…
事例上げているが、累計感染者の中で何人なのだろうか、、、経路不明が半数近くいる中で、また現時点で、「感染経路調査中」が大幅に増加し、そうこうしている間に感染が広がっている体制の脆弱さには一つも触れていない。
現体制で大変さが強調されているが、松戸保健所から、本市への協力要請はない。経路調査が大変ならば、市へ業務を分担してでも、早期の経路確定を行うべきだし、必要な措置を講じるべきではないか。。。
また療養するためのホテルは、昨年と比較し、東葛地域には「ゼロ」のまま放置されている、、、確保するための報道も聞かれない。
さらに、自宅療養者を減らすために、以前から私たちが提言してきた「キッコーマンアリーナ(流山市総合体育館)」での集団収容・経過観察は無理なのか、、、しっかり、検討したのだろうか。また、県自身が昨年、検討し、公表されてきた「幕張メッセ」での収容はどこまで具体化されているのだろうか。。。
キッコーマンのサブアリーナは、常設集団接種会場として、12月まで確保されている。経過観察とは次元が異なるが、ワクチン接種のための医師、看護師も委託し確保してきたはずだ。委託契約変更を伴うが、ことは命がかかった「大災害」なのだ。
ワクチン配送は、さらに前倒しされる方向が報道されているが、ウイルスが活発に動き回らないとされている、高温多湿のこの夏でさえ、この感染急拡大…県民・市民の命を守り切る構えを政治が「範」を示すべきではないか。
ちなみに、、、千葉県内の月毎の感染者数で、過去最多今年1月の「10385人」を、8月は一気に追い抜きそうです(12日までに10230人)ヨ。
県民の意識だけに依存した取り組みに限界が来ていることは、正直分かっているはずだし、国の専門家も指摘している。
「見えにくい「大災害」」という知事の認識なら、総力戦の「構え」として、「予算措置」と「人員強化」を指示しているのかどうか、、、。残念ながら、知事就任半年で、政治家としての判断力、意識の在り方の「底」が透けて見られてしまう。