日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
医療提供体制の充実求める決議が採択
 3月22日閉会した流山市議会では、「新型コロナウイルス感染症に対する医療提供体制の充実を求める決議」(日本共産党提案)が全会一致で採択されました。
(決議案分はコチラから…https://www.nagareyamagikai.jp/doc/2021021700012/file_contents/R3-1_hatsugi_2-7.pdf)
 医療提供体制の充実に言及した決議の採択は初めての事です。
 
 流山市では、年末年始にかけた「第3波」で感染者が急増しました。

 人口10万にあたりの罹患率は、昨年春ごろの「第1波」と比較すると…59倍化しています。
 これは、県下近隣14市の中で最も急増しているといえ、その負担が医療現場へ一気にしわ寄せ(医療ひっ迫の一つの要因)されました。
 予算審査特別委員会総括質疑でも、感染拡大の防止の取り組みとして、「市民と市職員の奮闘」と市長はあげましたが、これは逆に言えば、市として明確な施策を打ち、感染を抑止できなかったことを意味します。

 市独自に実施したクラスター対策の検査結果(2月24日時点)で罹患率は0.48%となり、20万人の人口比で試算すれば9800人の感染者数といえます。
 これは市で把握している感染者数(3月22日時点875例)の10倍以上に値しています。

では何をやるべきか…
 国はモニタリングや高齢者施設等職員PCR検査を進めています(規模もスピードも不足していますが…)。
 広島県は、県内5カ所(広島市2カ所、東広島市、福山市、三次市)にPCR検査センターを設置し、飲食店、医療機関、介護事業所などの無症状従事者や関係者を対象に検査を実施しています。広島市内2カ所のPCR検査センターは、2月22日から市内在住者と市内勤務の市民に対象を拡大し、何度でも検査を受けられる体制(1日先着500人)に引き上げています。さらに、高齢者や障がい者の入所施設では、職員への定期的PCR検査を、入所者には高原検査をそれぞれ実施してます。医療機関では職員PCR検査を定期的・月1回実施(43施設)し、県内全市町村の1000超の診療所・病院で県民向けPCR検査(現在、民間含め1日最大1万3千件の検査が実施可能)が実施できる体制を構築しています。
独自に緊急事態宣言を出した宮城県・仙台市も、モニタリング、繁華街での検査、医療機関等での職員検査等に踏み出しています。

答えは出ているのではないでしょうか!!!
無症状感染者の早期保護、それを把握するための検査拡充の必要性は日増しに高まっており、躊躇している政治が、リバウンド、第4波、営業自粛、マスク生活…国民生活に厳しい現実を突きつける原因になっているのではないでしょうか。

 

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