流山市令和3(2021)年度一般会計予算を考える(1)…新型コロナの対応は、「超」不十分
本日から市議会の予算審査特別委員会がスタートしました。
随時、体力もしくは思考力がある限り、発信しますからお楽しみに。
まずは、なんといっても、新型コロナウイルス感染症対策です。
流山市の令和3年度一般会計総額は711億7千万円(うち市税総額は288億8649万2千円(うち市民税は141億9868万円)です。
それに対し、新型コロナウイルス感染症対策に関する経費は、総額で13億9661万4千円(内訳、国県費11億5961万4千円、市負担額2億3700万円)です。
つまり・・・一般会計総額のたった1.96%なのです。
また、市負担額2億3700万円は、市税総額288億8649万2千円の0.82%、市民税総額の1.17%しかありません。
世界的パンデミック、、「第1波」・「第2波」・「第3波」を経験し、変異株の確認・全国拡大、医療ひっ迫、高齢者施設でのクラスター続発を経験してもなお、感染症は二の次どころか、微々たる予算なのです。
これが、井崎版市政「経営」なんです。
「超」!!!!!!!!!!!!!不十分なのは、予算規模だけではありません。
(1)人口10万人当たりの常勤保健師数は、R2年4月1日時点で、「15.7人」これは、5年前から変わっていません。
しかもこの3月末で1人退職しますので、R3年4月1日時点では「15人」です。
これは、前市長が築いた職員体制のH16年4月1日時点「14.6人」と比べても、人口増に見合った内容とは程遠いと言わざるを得ません。
(2)市政施行40周年(当時は井崎市長)時の『健康都市宣言』もおざなりです。
WHOが提言し、全国各地、世界でも広がっている『同宣言』の事業経費は、7万円(令和2年度と比較して4万9千円の減額)です。
市民一人当たり0.35円しかありません。
感染症禍で、宣言を生かした施策を大胆に行うどころか、もう忘れているかの様な取り組み(多分、他事業でいろいろやっているから、この経費に盛り込んでいないだけだという言い訳を後々するのでしょう)です。
保健師確保について、過去市議会でどんなt議論があったのか、見たい方は、「流山市議会」「会議録検索」「保健師」「小田桐仙議員」をチェック。過去の議会審査が見られますよ。
ではどこに、巨額をつぎ込むのか、、、市政の優先順には何か…明日からの審査で見ていきましょう。