流山市の学童クラブの変更(帰宅方法・バス帰宅)について
12月8日、教育福祉委員会の協議会が開催され、学童クラブの変更について報告されました。が、、、大変、気になる点があるので、書いておきますね。。。
■帰宅方法の変更
「保護者等への直接引き渡し」の原則を、3年生以上は「一人で帰ることを容認」へ変更する・・・一応、4〜9月は午後5時まで、10〜3月は午後4時までという日没は考慮されていますが…。
児童生徒が不明になっている事案が、様々な起きている中、子どもの「命」に変えられるものがあるのだろうか…児童がみな好き好んで学童へ行っているのだろうか…親御さんの大変な勤務の実態は理解しても、子どもが犠牲になって後悔しても、「命」は、「笑顔」は、「声」は戻ってこないのに。。。
しかも、学童保育は本来、1〜3年生が対象。これは児童の発達上、保育に欠けることがあれば、保育的対応が必要な年齢(育ち)だからです。
身長や体重などの骨格の変化があっても、マセていても、時代が変わっても、AIが普及しても、人格形成にそそがねばならない「保育」は、量・質ともに一緒だと思いますよ。。。大変、心配です。
また、「保護者」を、「兄弟で、中学1年生以上」へ変更する・・・親御さんも勤務が大変でしょうし、兄弟に手を借りることは大切です。でも、それを、「ヤングケアラー」と言う問題をはらんでいることを、保護者と共有しているのだろうか。(※ヤングケアラー:中高生が、本来自らの成長のために体験せねばならないことを体験できず、家族の世話を優先している若者や青年)心配します。
「ボーっと生きてる場合じゃねえ」・・・NHKでも見受けられますが、青年にとって、ゆっくり考える時間は貴重なんです、親はせかしてしまいがち、介入してしまいがちですが…「子育ては親育て」という言葉をついつい忘れてしまい、反省します。
■バス帰宅の変更
おおたかの森小学校の学童クラブだけで導入されていたバス帰宅(学童クラブの最寄りバス停から駅までを児童だけでバス移動し、駅のバス停に親御さんがお迎えに来る)について、「廃止」が決定されました。
主な理由は、利用者が少なく、必要経費(62万3580円)を保護者負担にすると高額(経費の2分の1負担とすると年額5万1965円(一人当たり))になるからとのことです。
そもそも、駅のバス停に保護者が来ていないケースがあり、また学童クラブから最寄りバス停まで支援員が付き添う時間は、学童保育の業務(指定管理者を委託する場合の条件)でもなければ、「保育」の時間でもありません。
導入当初から制度設計や市民の要望の精査が必要だったのでしょう。
一方で、来年4月開校のおおぐろの森小学校は、自宅から小学校のバス登下校が許可(市内では唯一)されていることから、学童保育もバス帰宅を導入方向です。まずは「試行的導入」です。
しかし、おおたかの森駅から南流山駅(もしくはクリーンセンター行き)のバスは乗車人員も多いため、何人の児童が登下校時に乗車できるのか心配ですし、学童利用児童の場合、さらに人数が少ない中で、他児童とは異なる遅い下校時間での利用ですから、心配です。
心配性が増してきます。。。親御さんの理解を得ることは時間がかかることですし、親御さんも、大変な中、仕事の一方で、送迎に頭を悩ませるでしょう。
子どものための必要な行為ですから、しっかり向き合うこと、子どもの声に耳を傾けることが必要と思いますよ。