日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
緊急質問(9月に発生した事案)について…10月16日に一部修正および緊急質問書を添付しました。
文字色本日の議会運営員会で、緊急質問を通告しました。
内容は、添付資料をご覧ください。

痛恨の極みであり、まず、ご冥福をお祈りすると共に、亡くなられた生徒のご遺族、ご友人、学校関係者には心よりお悔やみを申し上げます。

男子中学生2名が、同一中学で、同一踏切で、連続して命を失った経過、ケアやサポート、事故調査委員会の設置状況、、、そして、それらに必要な人員配置と予算確保について、いま誰もが向き合わねばならないときです。。。

しかし、議会運営委員会で賛成2(藤井議員、小田桐):反対4(近藤副委員長、森議員、森田議員、戸部議員)で否決され、了承が得られませんでした。

まず、保護者や地域のみなさん…
中学生が毎日、ご家族と常に仲良く、笑っている家庭はあるでしょう。
しかし、人格形成過程でもあり、反抗期でもあり、ご家族よりご友人という場合も多いと思います。また、本人の希望と実際との行動が一致せず、ご家族もイライラすることはあり、決してご家庭の責任でも、個人の自己責任でもありません。

少なくとも…
(1)16日、1件目の事故後、3日以内に大まかな調査の実施
(2)事故調査委員会設置

が進んでいなければならないのです。
でも、実際はされていないのです!ここに一つ目のポイントがあります。

朝見送った我が子が二度と帰って来ない…どの親だって心が大変乱れるし、私でも立ち直れず、「そっとしておいてほしい」と思います!でも「そっとしていること」と、失われた命に向き合うこととは違います。
命に向き合うことは、騒ぎ立てることではありません。
ましてや命に向き合うべきは、親の自己責任ではなく、友人も、学校も、地域も、市教委も、役所全部も、私たち議員も向き合うべきと、私は考えます。

つぎに、保護者会の開催です。ここに2つ目のポイントがあります。
そもそも、2件の事故後2日後に開催できるのであれば、1件目の週末、金曜でも土曜でもできたはずです。
しかし、未開催…。通常では考えられません。多くの保護者が不安な日々を送ったと思います。
開催は10月2日です。
この時点で、1人目の保護者の心情は変わったのでしょうか?それよりも、6日の市議会最終日に報告するための開催だとしたら…

それより、この時間で、何かの理由が、誰かかしらと、地域に流布された経過はありませんか?
「〇〇と聞いている」「〇〇だったみたい」その流布で視野が狭まったり、思考が停止し、「そっと」と控えたつもりが、その流布や憶測、「控え」がまた誰かを苦しめているかもしれまないと、私は考えます。
行政サイドの都合では、1件目以降、4連休後、
23から25日の3日間は決算委員会、
28日は議会代表者会議(市営給食調理上におけるセクハラによる懲戒処分の報告や追加の補正予算の説明)
29日は決算委員会最終日(教育費及び総括質疑)…続きました。
この経過で、保護者説明会も、事故調査委員会設置の取り組みも、遅れてしまった可能性はないのでしょうか。
この2週間の間、県・市のカウンセラーなどが派遣されましたが、結局30日に再び取り返しのつかないことになっています。
つまり、事故発生直後からの対応に欠かせない保護者説明会(保護者と一体で子どもを守る取り組み)の足並みが乱れ、一方で、流布や憶測、「控え」はドンドン保護者間で、地域間で広がってしまったら、真相解明のベクトルはいろいろな方向へ散見されてしまいます。

3つ目のポイントとは、保護者と子どもの会話です。
今、どうやって、事の事案について話し合えばいいのか…保護者からの複雑な思いをお聞きします。
でも、子どもはもっと悶々としているのではにでしょうか。
言いたいことも言えず、言って良いかもわからず、「苦しい」「SOS」が出せないでいるとしたら、ぜひ、いろんなことをまず聞き、その気になる情報を学校や市教委へ伝達して下さい。

私は、この3つの取り組みが迅速に行われていたなら、2人目の被害者を食い止めることができたのではないか…強く後悔をしています。

そこで、私からみなさんにお願いします。
(1)2つの大事な命は、「失って良い命、傷つけて良い命など一つもないこと」や「成長のスピードも、才能も、特徴も異なる一人ひとりが、ご家族にとって、友人にとって、地域・社会にとって、かけがえのない大切な存在であること」を深く考える機会としましょう。
(2)子どもを守る私たち大人のネットワークも必要性も高まっています。人格形成の時期であり、未熟さや見え方・捉え方は様々でしょうが、児童生徒の話をまず聞き、気になることは家庭内でも学校とも共有し、子どもを守る緩やかなネットワークを構築しましょう。
(3)事故調査委員会の設置見通しや調査についての期間的等スケジュール感を明確にし、嘘偽りのない誠実な調査をさせましょう。
(4)再発防止、生徒らの安心につなげるための必要な人員配置また予算等をしっかり増額させましょう。
(a)学校・市教委と事故調査委員会の円滑な運営・適切で迅速な調査の保障には、文科省が必要に応じ配置を求めているコーディネーターの配置。
(b)広く自殺防止という点では、ゲートキーパーの配置。
(c)2016年4月から法律改正が実施され、市に策定が義務化された「自殺基本対策計画」をつくる。
(d)9月16日から10月15日の1ヶ月を本市におけるこどもの人権や命を考える期間にし、絶対にこの悲劇や痛みを忘れない取り組み。




(緊急質問の通告書)
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