流山市のコロナ対策…補正予算に見る問題(4)
朝一で、補正予算の特徴は記載しましたが、その他、審査で分かったことを記載してみましょう。
昨日、総務委員会で審査した補正予算は、、、
コロナ対策が3本(1号:総予算17億4592万9千円、2号:総予算90億5358万1千円、3号:総予算97億7730万円)、
おおぐろの森小学校の関連が1本(4号:総予算4584万円)…合計4本
コロナ対策で、1〜3号の財源内訳は、市の一般財源が1億2840万6千円。一方、国費は202億23万4千円…1〜3号の総予算205億7681万円のうち、国費98%です。
っっっっっっっってだけじゃないんです。
市の一般財源(1億2840万6千円)中、後年度に、国から市へ払われる制度『臨時交付金』を活用し、市の財布に戻ってくるのは、そのうち…1億6691万2千円。。。一般財源の支出より多い!!!
国が市民を思い、コロナ対策で拠出したお金を市がピンハネするのか?という問いに、「すべて市民に振り向ける」という答弁でした。。。
でも、、、しかし、、、
国のコロナ対策費が支出する代わりに、市で支出をしようと思っていた事業を取りやめたり、減額する…その分、、、「市の財布に入れたり」、「別の不要不急の事業に散在する」流山市の『必殺技』ですから、、、注視しててくださいマセ。
定額給付金の作業では、当初から人員体制の貧弱さが聞かれていましたが、や・は・り、、、当初の正規職員2人から、追加2人、さらに追加2人…それでも足りず、土日、夜間作業に、他部他課から人員の応援体制です…それは遅れるョ
「全庁体制を」と要望しました。こういう短期決戦、それでいて市独自制度ではないもので、200億円もの事業は、組織の『一丸力』が試されます。。。
児童扶養手当などの利用世帯へ、支援金(1世帯1回5万円)について…
当事者から「収入が減り、何とかならないか」という訴えや支援団体からの要請もあり、実施にいたり、全部支給も一部支給も区別なく、そして生活保護を併用している世帯は工夫もし、収入認定されないように取り組み、喜ばれています。
就学援助世帯等への食糧支援金(1人1日500円(材料費・人件費・光熱水費の概算))も、他市の取り組みから、「ぜひ本市でも」と掛け合い実現し、対象世帯から「とても助かります」との声や、他市からの問い合わせも来ているといいます。
医療供給体制(1470万円)では、PCR検査(保健所紹介分のみ・非公開)230万円を支出(作業日当代:医師8万円+交通費等、看護師5万円+交通費等)× 人数 ×日数(6日間))。一方で、1150万円の入院体制の構築は支出さえできていません。
質疑では、市内に感染症用病床が「ない」こと、重症者だけではなく、無症状者含め「陽性者」の入院は個室になること、個室がない場合は、大部屋を活用し、同室のほかのベッドの利用をやめなければならない(…つまり大幅減収と一体でコロナ対応の感染対策が余儀なくされる)ことが分かりました。
中小企業資金融資(コロナ対策)約3億円について…
3月13日から受付が始まり、GW中だけで53件の相談。
当初は、積算1200万円程度と見込み、「予備費」で対応していましたが、さらに増加し、約3800万円を追加したものの、それでも不足する見込みから2億5千万円の「預託金」(後で市の財政に帰ってきます)を含め3億円を予備費ではなく、「予算措置」し、対応したとのことです。
融資は、6月1日時点で、72件、12億4千万円。(「預託金2億5千万円の11倍まで融資枠はあります)
テナント支援金については、5月11日〜、「予備費」対応を継続中です。
見込みは、商工会議所の商工部会の会員800人の半分の半分ぐらい…で。。。
テナントを使用し、商売等を実施していると見込ん…で。。。
2か月分の家賃の80割補てん…月10万ぐらい?と見込ん…で。。。
学生応援給付金制度…4千万円(授業の半額支給、最大50万円)については…
報道で、学費が払えない学生の実態を知り、学生応援の項目が本市になかったことから導入。。。
5月20日スタートしたが、その後改正。。。
これまでに相談は、学生本人、保護者から48件、申請は1件、見込みは4〜5件。
つまり、最大50万を見込み5件に支給しても、250万円は、わずか予算の6%しかつかわれない…いや、使わせないのカイ!!!!!
見せかけで、「現行制度」の維持を表明するも、授業料「納付済み」者も含め対象にすべきです。
学生にとって学費が食事を削ってでも、水だけで2,3日過ごしたとしても、、、納付するぐらい絶対に湯連れないものであることを分かってもらえれば、改善の余地は世論と運動ですよ。。。
小中学校用の非接触型体温計は、278万円を投入し、576台をすぐに導入できる事業者と随意契約しました。担任や、教員集団で、昇降口前や、校舎外の場所を決め、もしくは学級前でも対応を図る仕組みを導入しました。
が…教職員を増やしたり、教職員の業務軽減を図るための人員配置はありません。
市民の良心に、また教職員のやりがいに…漬け込み、全て現場へ…苦情も現場へ、、、子どもの危機にどう対応するのか!!!持ち合わせていないのが、マジでやばいですよ。。。
同時に、6件の事業の実施を取りやめました。。。
ただし、現時点で、開催中止となっていても、担当課から財政部及び総合政策部へあがっていないものは、補正予算に盛り込まれませんでした。
また、「流山ブランド確立と住民誘致の推進事業」では、54%の予算(…具体的には、1325万3千円)が残っており、「住民「誘致」をやっている場合ではなく、市民の安全・安心にフル向けるよう」要望しました…ブランド確立といっても…上記対応を知って、この自治体を選択…するのでしょうか、、、?