コロナで文化・芸術の灯は消させない
新型コロナウイルス感染対策の中、今年、イベントの設営等の現場に働き始めた方から「イベントが中止され、仕事がなくなった。他の仕事でもあったら紹介してほしい」との相談がありました。これらの相談は、他の方からも寄せられています。
他にも、派遣業、飲食店なども聞かれ、流山おおたかの森駅前北口のホテルもインバウンドを中心とした団体予約はすべてキャンセルと影響が市中でも拡大しており、政策個々は違えども、「対策をとる」という方向は同じです。知恵の出しどころですから、大いに知恵を出しあうことを呼びかけます…皆さんのご意見や実態もお聞かせくださいマセ。。。
さて、そのひとつとして注目されているのが「フリーランス」
意見書を市議会(2020年第1回定例会)に提案しましたが、残念無念…否決になりました。可決しようと、様々な加筆・修正にすべて応じたのですが…
ちなみに…
賛成10(共産党(乾、植田、高橋、小田桐)、市民クラブ(楠山、森田、西尾)、藤井、阿部、大野各議員、反対17(流政会(森、笠原、石原、坂巻、大塚、近藤、野田、渡辺)、自民党(海老原、中川、中村、加藤)、公明党(斎藤、野村、戸部、岡)、菅野各議員)でした。。。
意見書案分は次の通り(https://www.nagareyamagikai.jp/doc/2020021900019/file_contents/R2-1_hatsugi_4-6.pdf)
意見書案にある身分保障がないだけに…さらに、コロナ対策でさらに苦境になっています。
チケットを扱うeプラスによれば、3月の公演中止は5300件、延期は1700件程度だそうです。さらに、「4〜5月のキャンセルも出始めている」「夏以降も仕事が組めない」との声が聞かれています。
今…公演中止等に対する対策を求めている文化芸術団体では…
日本音楽家ユニオン、日本俳優連合、日本マスコミ文化情報労組会議、全国公立文化施設協会、日本ベリーダンス連盟、能楽協会、日本演劇興行協会、日本芸能実演家団体協議会、日本モデルエージェンシー協会、日本オーケストラ連盟、日本クラシック音楽事業協会、日本音楽制作者連盟、コンサートプロモーターズ協会、チケット適正流通協議会、日本舞台技術協会、全国舞台テレビ照明事業協同組合、日本舞台音響事業協同組合、大道具事業協議会、日本コンサート舞台監督連絡会、イベントサポート向上連絡会
次々声が上がっています。
流山を音楽の街に…、文化芸術の振興に…、議場で演奏会を…、おおたかの森駅前に音響に優れた多目的ホール建設はコストパフォ−マンスが優れている…
との発言とは裏腹なりか???
それとも…知らなかったなりか???
はたまた…気が付かなかったなりか???
あとがきは…読者に任せるなり
上記の記事は、3月24日に書いたまま、掲載をし忘れていました…
再度、掲載すべく読んで、今の気持ちも一つ。
ウイルスは、目に見えず、そして軽度者がいる以上、ヒタヒタと静かに広がり、「変質」もしていく…そして「クラスター」と呼ばれるように「爆発」し、多くの尊い、犠牲者を生む。
だから…人人が一定の距離を保つよう推奨されるが、それが心と心まで離し、思いやりの欠如、差別や偏見、憎悪を広げてしまう。
真の敵はウイルスであり、それから目をそらすように、また人の分断をするように政治が働けば、より一層、強まるでしょう。
原爆、水俣病やハンセン病、障害、最近では放射能…過去、日本社会にはいくつもあった差別や偏見が大人から始まるのだから、子どもで広がるのは当たり前なり…
平時は普通に見えないことが、今の「有事」では余計見えなくなることも多いから…余計に強まる。。。
いじめや解雇など、今までも、いっぱい、いっぱい、虐げられている人からすれば、「私たちはいつものこと…」と腹立たしいこともあるでしょうが、他者に切り刻まれた経験があるからこそ、他者に向けられた、向けざるを得ない、その「刃」をしまってほしい。
その「刃」が生まれ、持ち続けなければならないのは、あなたのせいでも、他者のせいでもないのだから…
「刃」を見て見ぬふりをし、「刃」を研がせ、「刃」で自分も他者も切りあうことを良しとする政治、その土台である政治家がいる限り、国民同士で「刃」を突き合わせ、いつも傷つくのは国民なりよ。
桜を見る会も、森友・加計も、自衛隊の活動報告も、コロナでは…学校いっせい休校も、緊急事態宣言も、国民の良識がうまく操作されてるじゃない。
だから…消さないなりよ、消したらもったいないよ。灯だけは。文化も芸術も、教育も、仕事も、経営も、そしてそれぞれの誇りも、尊厳も、命も。