日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
流山市の「非常識」を正す(子どもの学習・生活支援が前進)
開催中の流山市議会。市民と運動重ねて、一つ制度が前進しました。

子どもの学習支援制度。今年からは生活支援も加わり、国の補助金があり、全国で取り組まれている制度です。

しかし、流山市は市長指示のもと、「独自」制にこだわり、市長が求める国の補助金活用もこの制度は対象外にしてきました。
その結果、学年は「中学3年生」に限定し、さらに対象は、「生活保護利用」または「児童扶養手当『全部』支給」世帯に絞り込みました。

近隣はもとより、千葉県下で最も限定された内容…高い、高すぎるハードルです。
日本共産党市議団は何度も取り上げ、またお母さんや子どもの声を伝え、改善を迫ってきました。

この度、「児童扶養手当受給」の全世帯に対象が拡大されることが分かりました。一歩前進です。

なぜ対象者を絞りに絞り込むのか、しかも国の補助金を蹴ってまで…「中3の塾での勉強」を市長が優先するからです。
塾さえ行けば、生活リズムが改善されたり、向上心、夢が広がるのでしょうか…「高校は出してやるが、経済的に厳しければ、あとは働け」というのが根底に流れているかもしれませんネ。

ですから、高校2年生からは「弟みたいに自分も塾に行って、進学のために勉強がしたい。教えてほしい」とか、「仕事を始め、子どもと接する時間を削っても、児童扶養手当の全部支給から抜け出したのに、その結果、塾に通わせられないなんておかしい」という母親、「3男を塾に通わせてほしい。長男、次男よりさらにできが心配」との声も聞かれます。

子どもの学習や生活の支援まで、「我流」を持ち込む傲慢さ、対象を絞り込んでも「痛み」を感じない怠慢さ…流山の「非常識」がひとつ崩れました。これからも崩しましょう、市民のために。

あわせて、限定の上にも限定された対象者に、長期休み期間中の「講習」受講の提案は見送られました…限定された対象者への待遇の向上・強化ではなく、限定枠の拡大に舵を切った姿勢は、法の下の平等を求める適正な動きでしょう。但し、小さな小さなコップの中での予算取りにしかすぎませんが…
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