|
左から、私、さいとう和子前衆院議員、加藤県議(柏選出) |
11月15日、柏特別支援学校の日本共産党県議団視察に同行しました。
さいとう和子前衆院議員は、2015年3月11日、衆院予算委員会分科会で柏特別支援学校の実態を取り上げました。その後、当時答弁で約束したとおり、文科大臣による視察が実施されました。
https://ameblo.jp/saitokazuko/entry-12038057816.html
|
音楽室を視察。左から矢澤柏市議、加藤県議 |
今回、久しぶりの現地視察となりました。
|
作業場を視察。左から私、さいとう前衆院議員 |
聞き取りでは…
1、以前から過密化していた学校環境は、人口急増を受け、慢性的になっている。
□120名規模で創立した学校は、H31年4月時点で243人(小91人、中55人、高97人)にも(うち流山高校内の分校へ24人が登校)。
|
体育館内を視察。 |
その結果…
●教室不足が発生。本来1学級1部屋を確保したいところ、51学級中21クラスが重複(1部屋で2クラスが使用)に。(ただし、1部屋7人以上(9人まで可能だが)にならないように工夫)
●「クールダウンの部屋確保が難しい」との現場の声も聞かれています。
●保護者控室、技術室、美術室を普通学級へ変更。
●より良い衛生環境を高め、かつ配膳作業を省ける給食時のランチルームの利用に、人数的に支障が出てしまう。
●トイレの確保には問題ないが、老朽化(古い、暗い。排水管の老朽化も)対策が必要(和式から洋式化への変更は完了)。
●R2年度の児童生徒数は、見込みで32人増加。そのため、1部屋8人へ引き上げ対応せざるを得ない。
※今後の対策として…
R4年度から、流山高等学園に隣接する形で、新設高校が設立され、高校生は全員転校し、児童生徒が急増している柏特別支援学校の負担を軽減する。
|
玄関口で… |
2、122名からなる教員集団の専門性・継続性の確保に本腰を入れる。
□122名の教職員中、女性は86名(71%)を占め、全国や流山市内同様に、若手(結婚や出産を控えた)の増加、非正規雇用(3人)及び心理士、理学療法士、作業療法士などの専門性を高める人員配置・正規採用が欠かせない。
3、小中高校と連続・継続した児童生徒の支援という柏特別支援学校の良さをどのように活かすのか。
●高校生は全員新設高校へ移行するとはいえ、流山高校内の分校も、隣接している流山高等学園も基本は自力による登下校ですが、移行される生徒には自力登下校が難しい生徒も多く、引き続き送迎が必要不可欠である。
●流山高等学園は職業学科であり、入試がある(不合格者がある)一方で、柏特別支援学校高等部は基本的に普通科で、希望している中学生は是委員引き受ける。こういう条件の違いが、障がいの度合いも含め、高校生内に偏見をうまないような取り組みや、柏特別支援学校からの環境変化がスムーズにいくような取り組みも必要である。
※毎年11月初旬に、柏特別支援学校の文化祭が催されています。児童生徒の力作ぞろいです、お時間がありましたら、是非と足をお運びいただき、学校運営や児童生徒を励ましていただきますようお願いします。