日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
流山市の新設小学校 発注議案が審議されました。
流山市における児童急増から、おおたかの森駅から直線距離で約1キロメートルかかる大畔地区での新設小学校建設。

昨日の流山市議会総務委員会(2019年第3回定例会)で、発注契約の議案が審議され、全会一致で可決しました。

が…

今議会冒頭に、南流山地区及びおおたかの森地区での新設小学校建設が新たに表明したばかりですから、大きな困難を抱えての船出となります。

工事費は、52億850万円(税込み)
財源の内訳は、国費13億22百万円、市債30億96百万円、市一般財源7億83百万円となりました。
ちなみに、おおたかの森小中学校の「建設」は、工事費80億5千万円、国費25億1千万円、市債35億1千万円、市一般財源20億2千万円です。

平米単価は41万9千円(おおたかの森小学校増築校舎(2階建て)22万2千円/平米、南流山小学校増築公社(4階建て)34万8千円/平米)は木造・鉄骨造3階建です。

敷地面積21129平米、建築面積は5.588平米

一昨年から議会の教育福祉委員会で報告を受け、議論を交わした結果、プールの屋根や児童昇降口の2・3階部分は、吹き抜けではなく、特別教室が設置され、日々の子どもの授業環境の確保が優先されしました。

また、給食調理場及び休憩室はエアコン設置が確認されました。

ただし、学校配置や学校規模の根本的矛盾にとどまらず、今度は更なる新設校の設置場所まで大きく左右するとともに、新設校の整備や校舎や公民館などの教育施設の老朽化対策などの計画までも左右しかねません。

将来、教育環境の維持充実、水はけのよい校庭整備、防災拠点なりえる安全性の確保など無理な経費節減は許されませんが、周辺の自然環境を考慮すれば、シンボルツリー的なもの以外に、これまでどおりの植栽に多額の経費をあてている場合ではありません。

委員会ではその他に、以下のことを要望しました。
大型道路や消防本部移転先に近い校舎南棟に対する2重窓化、体育館の壁に内蔵できるホワイトボードや鏡の設置、非常時における2つの避難経路の確保、学童保育支援員の更衣室設置、学童保育送迎者の防犯対策などなどです。

議案では、1・3年生の位置づけがない事、ハト小屋という表記も「鳩」ではないこと等にも触れましたヨ。

ただし、いま市長は「2040年問題…20歳前後の労働力が急激に減ること」を相当意識しています。
それまで市長を続けるつもりはないでしょうが、大畔地区の新設校開口が2021年4月、さらなるおおたかのもり地区新設校は2025年4月…2040年までのカウントダウンが始まっているんです。
児童には責任はありませんが、無計画・無責任に人口を誘致し、人口増と税収増でもてはやされても学校建設で巨額な資金が投入され、20年も満たない間に限度も。

一方で、手を打つべき、公共施設の老朽化は遅れ、ごみ焼却施設の更新や消防本部の移転建替えの計画、公園・緑地や借地の公共施設用地購入のめどは???

視野を広く、深く、考えないと!!!!!!!!!
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