日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
10連休明け…辛かったら休んでいいよ、話を聞くよ
「GW明けは不登校が増加」という記事を目にしました。

辛かったら、一時的に休んでいいよ、つらい胸の内は、一人で抱え込まなくていいよ、何か話があれば、聞きますよ…そんな周りの寄り添いがあれば、少しは、何かは改善されることでしょう。

さて知人から、「松戸市内の小学校の不登校児童は116人(2017年)から165人(18年)の1.42倍、中学校の不登校生徒は370人(17年)から437人の1.18倍となった。合計では486人から602人、1.24倍」と聞かされました。
600人を超える児童生徒が何らかの不安や辛さを抱え、「不登校」という形で表面化し、またその輪を何重にも取り囲むように、不安や辛さをかかえながら「登校」している児童生徒がいると思うと、胸がギュッと苦しくなります。

また、流山市では、千葉県に提出している「学校基本調査」によると2015年1月と18年12月を比較すると…「長期欠席」は、小学校では56人から73人(17人増、1.3倍)へ、中学校では145人から166人(21人増、1.14倍)となっています。「不登校」に限定すると小学校で21人から24人へ、中学校では68人から74人へとなっています。

大人の「超」ストレス社会は、子どもの世界にも深く浸透しますから、子どもの「まっすぐさ」、「純粋さ」、「未完成さ」という変え難い力や魅力をはぎ落していく…つらいですね。
同時に、冷静な目も「必要」だと感じています。それは、2015年から2018年の間には、私に寄せられて様々な相談も含まれているからです。

1、千葉県提出の「学校基本調査」には、その理由として…「病気」「経済的理由」「不登校」「その他」と分類され、「いじめ」の分類はありません。
しかも、流山市は、18年12月時点の239人の長欠児童・生徒のうち、「「病気」「経済的理由」「不登校」「その他」以外に、「いじめ」も理由の一つと訴える件数は」という私の質疑に、「ゼロ」と予算委員会で答弁していますから…どう思われますか?

2、学校の9割は不登校でも、朝や昼、放課後などに、学校へ顔を出し、校長や担任などが確認すれば「登校」とみなし、「不登校」でも「長欠児童(生徒)」でもなくなります。
また「いじめ」を理由に転校すれば、「いじめ解消」と位置付けられたり、その後、不登校でも「いじめ」は理由にされませんから…ご存知でしたか?

3、そもそも徹底された管理教育や親御さんの目を忖度しがちな現在の子どもにおいて、「不登校」は悪でもないし、「ダメな子」「いけない子」「怠けている子」でもないのです。
また、教育環境や通いたくなる学校づくりという視点や、一人ひとりの児童生徒の悩みや辛さに寄り添うための支援強化のために、「不登校」数を比較したり、推移をみることは必要ですが、1年での比較や、推移を見ずに増えた減ったとの議論や、特に批判には、私は、凄くためらいますが…みなさんはどう思われますか?


ページのトップに戻る  小田桐議員の活動