日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
流山市 農業の明日と物流
この間、チョコレートの原料となるカカオ生産をめぐり、農家の貧困、搾取の実態、児童労働、人身売買…話題になっています。

また、高齢化、後継者不足、継続的経営の厳しさから、日本全体で農業の厳しさが広がっています。
流山市の農業も実態は…販売農家件数は、2005年812軒あったものが、10年656軒、15年268軒と7割減となっており、65歳以上の高齢化率は、56%、60%、67%と右肩上がりです。
しかも、2年後の農業センサスに向けて改善、もしくは少なくとも横ばいにできる政策は国・県・市にはありません。それどころか、市内最大規模の農地集積、新川耕地では大型物流センターの建設ラッシュです。

そんな課題を解決できる「光」が昇り始めました。

「農民と農村で働く人々の権利についての宣言」が、今年9月28日、国連人権理事会で賛成33、反対3、棄権11で採択されたと報道されています。

「宣言」は前文と、28ヶ条で構成され、農村女性の権利、食料主権(食料や農業政策を決定する権利)、適切な生活水準が維持できる価格で生産物を販売する権利、自家採種を行う権利、手頃な価格で種子を手に入れることができる権利などが盛り込まれており、スゴイことです。

法的拘束力はありませんが、農業政策を進めるうえで重要な基準です。

が、しかし…日本政府は棄権しました。

国任せにはいきませんが、国・県・市で汗を流し、農業の明日を手放さないために、力を集めましょう。


(新川耕地では、農地から物流センターへの転用が進んでいます。開発規模は、最大91ヘクタール(東京ドーム21個分)。延べ床面積は、最大175ヘクタール)
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