日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
TX(つくばエクスプレス)8両化…党派も県・市の議会もを超えた要求になりました
昨日、8月18日、流山選挙区の自民党武田県議のチラシが自宅に投函されました。
TX「8両化を要望」とのことです。

前回時(2015年4月)の市議選で「TX8両化」を政策に掲げ、取り組んできましたが、とうとう党派を超えた、そして県・市の議会を超えた要求になりました。

やっと…です。

流山市のHPにも15年11月に8両化に向けた特設ページが設けられました。
県議会でも話題になり、実現の前進が始まれば幸いです。

でも、TX沿線での人口増、混雑だけで8両化を求めるでは…県議も市も弱いんです。
そもそもの約束事を棚上げさせてはなりません。
参考に2015年5月4日に掲載している私の記事をご覧ください。

TXを経営する首都圏新都市鉄道株式会社は、1991年(H3年)に設立され、その際、出資金56億円のうち20%…11.2億円を千葉県と流山・柏市が負担しているのです。その翌、92年に第1種鉄道事業免許を取得した際、「当初運行車両は1編成数8両」と約束しているです。

1997年に工事の遅延から計画変更が行われ、「当初運行車両は1編成6両化」と縮小されましたが、その時も「全開業から10年後(H29年度)編成車両を8両化を行う」と2度目の約束をしているのです。
この時、建設費は約8千億円から1兆500億円に増額されました…流山市の出資金も98億円に膨らみました。(借金して支払いましたから利子分として約15億円)…全部市民の税金です。千葉県全体で見ればもっと巨額になるでしょう。

また、地下駅はホームが延長できるようなスペースを既に確保されており、地上駅もホーム延長を見据え用地を確保しているのです。
つ・ま・り…区画整理事業から土地提供も無償で受け、沿線自治体からの出資を活用した建設費も既に費やしているのです。

さらに、経常損益は8年連続の黒字、1日の平均通過人員(旅客輸送密度)は2006年度が7万4千人弱から、14年度は11万5千人弱、そして17年4月の1日平均乗車人員は37万2千人弱ですから、車両改造、ダイヤ改正も重要ですが、それだけでは済まされないのです。

最後に…首都圏新都市鉄道の計画では、H32年度(2021)には1日48万8千人を予測しています。予測どうりあと3年で11万5千人増加すれば、それこそホームから人があふれ、大きな事故も予測されます。沿線の区画整理にも足を引っ張ることになるのではないでしょうか。
試算もしていないというのでは、第3セクター(半官半民)として、また県市が株主として、また県OBに役員ポストをあたえている県としても、説得力がないでしょう。

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