速報!野党の共同法案 地方議会では◎
6月22日閉会した千葉県流山市議会。国会へ野党が共同して提出した法案(15本)を後押しする意見書が、次々、採択されました。
民進党議員が所属する会派や日本共産党市議団が提案者となり、5本の意見書を作成。参議院選挙のスタートする日となった閉会日に発議し、賛成多数で採択されたのは5本中4本になります。
「長時間労働等の是正に向けた関係法令の制定を求める意見書」は、自由民主党党流山市議団は反対したものの、自民党流山支部の事務局長を務める議員が所属する会派が賛成し、採択。しかも、「介護職員の賃金引き上げが確実に実施されることを求める意見書」、「性暴力被害者への支援強化を求める意見書」は、自公も賛成し、『全会一致』でした。
その一方で、唯一、共同法案から具体化した意見書で否決させられたのが、「被災者の生活再建を支援する制度改正を求める意見書」です。
いくら参院選挙で、復興や復旧について、また予算など耳障りのいいことを言っても、根っこのところでは、大震災に続き、豪雨災害となった熊本、5年たってもいまだ多くが仮設住宅から抜け出せないという東日本の実態に、被災者、被災地の声を…思いを…願いを聞こうとしない姿勢が自公勢力で広がっていることを示す証拠です。
同時に、国会へ野党が共同提出している法案が、地方議会では十分に受け入れられる内容だったことを示すとともに、『野党共闘は野合』と安倍首相が何度、批判しようとも、自分の足元の地方議員はそう思っていないことの証明といえるのではないでしょうか。