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市役所の控室から |
『都心から一番近い森の街』を標榜する流山市。
しかしその市役所隣の森・緑地が破壊され、マンション+スーパーに…
そもそも、この緑地(12,876平米)はこの地域の歴史的な経過が色濃く残った土地で、平和台地域のみならず、流山市のシンボル的存在です。
H25年度、アベノミクスで設置された国の交付金(基幹事業)に位置づけ、併設校の用地取得や市民体育館建て替え事業と一体的な事業として、緑地を購入するべく手続きを進めてきたものです。
しかし、所有企業の破産→市有地購入に向けた金額提示や折衝→競売→(株)ノモスコーポレーションに売却(13.11.21)→公拡法(※1)に基づく協議→常用エステートに転売(14.6.10)→公拡法に基づく協議→約6,700平米分を伸和技研に転売(14.9.11)→9月22日まちづくり条例に伴う大規模土地開発構想の届け出→9月26日構想の縦覧公告(10月16日まで)という経過だそうです。
現在、市による発掘調査確認調査が実施されており、縄文時代の遺構(昔の建築物の残存物)が発見されており、竪穴式住居のものも含まれているとのことです。今後、事業者による本格的な埋蔵文化財調査が行われれば、樹木のほとんどは伐採でしょう。
しかも、道路から5メートル近くのよう壁の撤去、おおがかりな土砂の搬出、建築資材・労務単価の高騰、労働者の確保、TX駅まで徒歩15分、近隣にバス停なしという悪条件です。
こういう経費や立地条件を視野に入れれば、マンションってありえないと思いますが、『あとは野となれ山となれ』なのでしょうか。
マンションは、現在14階建て、150〜200戸程度と思われます。流山小もパンクしないか心配ですね。
スーパーといっても、徒歩5分圏内にヨークマート、ビックA…10分圏内だと、イトーヨーカドー、コメディ、マミーマートもあるのに…ネ
鳥のさえずりも聞こえなくなるのは残念ですし、一度失われた緑地や樹木は帰ってきません。
併設校・市民体育館建て替えの強引さ、見通しの甘さが露呈した井崎市政の凝縮した事態といえるでしょう。