日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
柏東地区の区画整理見直し
柏たなか駅周辺で実施されている区画整理事業(TX沿線開発)。

施行者であるUR都市機構が区域縮小案を示し、協議してきたようです。
住民説明会が開催された柏たなか近隣センターにうかがってきました。

そもそも、この地区は地権者による大反対運動があったことから、強引な区画整理事業化にこそ行政の傲慢さがあったし、それにより修復できない亀裂を地域住民間に生み出したことにより、まちづくりへの思いの醸成を高める過程に支障をきたしてきたのではないでしょうか。

今回の説明会では、『区画整理区域縮小に伴うまちづくり』という難しい中で柏市職員の血のにじむような奮闘があったと思われます。しかし???も多く、今後も注目したいですね。

『???』
1、上水道の整備(老朽管の交換も含め)は、生命にかかわることであり、地下水利用が一定制限されている中で、『市街化』の位置づけを継続するかどうかの線引きで整備の進展に差をつけることは許されないと思いますが…
2、下水道の整備は、すでにこの地域は10年以上も都市計画税が徴収されており、それに伴う相続税も徴収してきたはずですから、『市街化』の位置づけを継続しないと決めても柏市には整備する責任が発生しているはずですが…
3、公園整備は、地域住民の要求なのでしょうか?ほとんどが農地であり、地主が土地を出し合い、地域コミュニティの形成に寄与する用地があるのではないでしょうか。また調整池は農地が土地排水の機能を有していますし、『市街化』を継続し、乱開発を誘発させるから必要になってくる施設ではないでしょうか…
4、区画整理からの除外となれば、供用開始以前の農地に対する固定資産税等の減免(9割減額)がなくなります。柏市財政部門はそれによる減免額=制度から外されたことによる増税額も知っているはずですが、説明しなかったですね…
5、生産緑地指定をするかどうかは、『市街化』を継続するから判断が迫られるものであり、調整区域に戻せば必要なくなります。「調整区域に戻し、農地から駐車場や店舗とした場合、固定資産税が100倍になる」との柏市財政部門の説明にはびっくりです。『市街化』を継続したら相続税が100倍近く違うという話はしませんでしたし、「調整区域で農地転用は簡単ではない」ことも説明しませんでした。農業継続意欲をそぎ、無理な市街化=乱開発を促しながら、「市街化でも地区計画導入でより良い街に」って無理がありますが…
6、地域住民や地権者の願いは住宅開発で、莫大な収入を得ることではないような気がします。先祖代々から引き継いできた農地や土地を子や孫へつないでいくこと、いただいた土地で細々とでも、手を真っ黒にしながらも、暮らし続けることではないでしょうか。それらを踏まえた提案なのかなぁ…
(3月29日柏市説明会)
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