日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
6月議会、小中併設校の予算増額案への反対討論
委員会に続き、開催された本会議。賛成22反対5で予算案は可決しました。

討論を掲載していますので、ご覧下さい。

委員会審査や本会議討論で分かってきたこと…

1、市民に周知しているとは言えない。議会閉会後2か所、森の図書館・水道局でタウンミーティング(委員会では少なくとも4か所で、おおたかの森地区以外のところで…という指摘もあったのに)をし、7月1日広報で、124.4億円から134.8億円に増額されたことを掲載するそうです、「議会で議決を得た」ってことでしょう。

2、市民自治も市民参加もない。昨年118億円の際のパブリックコメントにいまだにしがみつくしかないっていうのは???

3、財政危機をごまかしきれない。公債費負担比率など市民には聞きなれないことばかりでごまかしても、そこには、ごみ焼却場の建て替え(5〜10年後)、消防本部の建て替え、老朽化した小中学校の建て替えは全く含まれていないのに…

4、134.8億円では終わらない。今後8月中旬まで自主設計、9月上旬に官報掲載、9月末までの入札締結と気の抜けないスケジュールで、職員も大変です。しかし、今後の労務単価上昇、市材料費の高騰、金利上昇は含まれないのですから…

5、国の補助金には条件はない。良く国の補助金は『ひも付き』と言われ、地域実情に即したものになりにくいという声もありますが、今度の計画は、事業費や児童生徒数等教育面の条件はありません。つまり、市の全面的な責任です。「国の補助金が付いた」からとにかく促進という趣旨の議員さんもいるようですが、それも税金だったことを忘れているのではありませんか?そういう方ほど、「借金を減らせ」とか、すぐに口にするんです、困ったことに…

6、議会初日に議会の議決を強要する意味そのものもない。そもそも自治体予算の組み方は、まさかということも見越して、少し多めに見ています。124.4億円の事業費に対し、予算上は136.5億円(備品1.3億円は省いていますが)を用意していました。つまり、134.8億円になっても予算範囲内。H25年度、26年度以降に支払う金額が変更されただけなのです。
 急な先議案後も、予算が大幅に変更することも否定できないわけですから、事業費確定後に議案として提出し、その時一緒に、年度ごとの支払う確定金額を示せば事足りるのです。
 UR都市機構に言われれば、市民の賛同も、議会の審査も大幅に短縮される市政ってなんでしょうかネェ

7、事業にの圧縮をしても限界がある。職員としてできる限り事業費圧縮は必要なことですが、大本はいじらないですから、限界はあります。
 加湿器機能の付いた空調をやめて、『加湿器』備品配置にすることや、床はフローリングではなく塩ビ化、耐震強度設計の手直し、防水機能のコストダウン…本当に大変ですが、これは、子どもの教育環境の確保にとっても、密接不可分ですから、事業費だけに目を向けないようにしないと、心配です。

8、質問も討論もしない会派は、議員バッチをつける意味があるのでしょうか?これを見て、6月議会の小中併設校に対して、少しでも政策論争が盛んになっていることを切に望みますが…。併設校には政策論争ができず、言いがかりだけになりそうですかね?
(討論)
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