日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
市財政 ゆがみ2
先日、自宅に教育ローンのチラシが投かんされました。子どもの教育費を考えると、少しずつでも積み立てておかないと…。

でも、
自動車購入、新居購入や住み替え、リホーム、老後の生活…今の生活も厳しいですが、将来を見据え、必要不可欠な積立や、積立額に応じた買い物と市民も大変です。

この感覚を市財政に当てはめたらどうでしょうか。

例えば、ごみ焼却場。
焼却施設は通常、寿命が15年から20年といわれています。流山市では「長寿命化で25年ぐらいに伸ばしたい」と意気込んでいますが…。

本市の焼却施設は稼働後、今年で11年目。

現施設の建設時は310トンから、270トンに、さらに207トンに、市民的議論や議会の論戦を通じて縮小。建設費114億円・基金の積立(貯金)約20億円でしたので、今後のことを考えれば、毎年、『廃棄物処理施設建設基金』への積立計画を進めていくことが必要です。なんせ市民生活必需施設ですから!
(そのためには、しっかりとっした財政計画を立て、不必要な積立は許されませんが…)

H25年3月議会予算委員会で、そのことを質問しました。
担当部長は当初「20億円程度の積立が必要」と答弁。しかしその後、個人的意見と訂正したのです。(現施設を踏まえた責任ある答弁なのに…市長からおとがめがあったのでしょうか?)

つまり、小中併設校127億円、体育館建て替え45億円で財政計画を示し、財政的不安の払しょくに市長も躍起ですが、寿命が半分過ぎたごみ焼却場の建て替えについては、口を閉ざしているのでしょう。

5月2日市議会全員協議会で報告された総合計画・後期基本計画・中期実施計画(H25年度から27年度)の財政指標を見ても、『廃棄物処理施設建設基金』は3年間で、25万2千円しか積立せず、H27年度末の残高は1億185万7千円しかないのです。

H31年度末でも1億219万3千円。寿命の15年目を迎えてもこの程度ですから…

もう計画性のある財政運営とは程遠くなっているのですNe

備考:4月30日の更新記事の資料もご覧ください。
(各種基金の見通し)
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