日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
小中一体校、こ、こ、これは!!大きいですよ!!!
小中一体校の校舎ってどんな感じか、ご存知ですか?

「併設じゃないの?」と勘違いされている方も多いと思いますが、『併設』と『一体』では受け止めも違いますよね。校舎が隣通しとか、別棟で横並びとかだと『併設』でいいのですが、今回の施設は『一体』です。
市教育委員会も「施設一体」と答弁しています。
ではなぜ、『併設』なんていいのでしょうか?

ところで、小中一体校の校舎規模は児童生徒最大時、14.4平米。開校時は24平米です。総面積に占める建物の割合は52%。

既存小中学校で建物面積の割合が52%を超えている学校は、東深井小・西初小・小山小・鰭ヶ崎小。中学では、南部中・常盤松中・八木中。多くの学校では市街地に学校を作る場合、用地購入費が高額なため、少ない敷地で、十分な運動場を確保することが優先されてきました。しかし、一体校は違う=別格ということになるのではありませんか?

さて、既存小学校の平均は8.19平米。既存中学校の平均は11.8平米。

具体的にみると、H23年5月1日段階で…
24平米を下回っているのが…新川小・西初小・小山小・長崎小・南部中・北部中・東部中・東深井中・南流山中・西初中。
14.4平米すら下回っているのが…流山小・八木北小・東小・江戸川台小・東深井小・鰭ヶ崎小・向小金小・流山北小・南流山小。


つまり、余裕教室もなく、児童の増加が即特別教室の廃止につながる状況にあるのが既存校です。図書室もない学校、PTAの会議室が独自に確保できない学校が、それだけで要望すれば、施設改善が図られるというのでしょうか?
児童増加による校舎増設はあっても、教育環境改善を目的にした増設は、少なくともこの10年間一切実施してこなかったことが事実だし、多くの児童生徒、保護者が我慢してきたのではないでしょうか。

また、余裕教室がないこと理由に、特別支援学級の設置を拒否してきました。その結果、隣の学区まで親御さんが送り迎えしなければならず、学習障害や自閉症へのサポートを遅らせ、東葛地域でも最低水準にあったことをご存知ですか?

市長曰く、『一体校は要望はあっても、賛同は得られていない』そうです。
周辺保護者が要望すればしただけ施設規模を大きくする…そんないびつが、将来的にも取り返しがつかない(市長交代後も、解決策に大変な労力を要する)事態を生み出すことになるでしょう。周辺保護者も「そこまでは、求めていない」ということではないでしょうか……行政の姿勢が一番の問題です。


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