立ち入り禁止区域に行ってきました
9月28日、福島県富岡町=立ち入り禁止区域に行ってきました。
市内にお住すまいの方が、自宅兼お店を廃業し、富岡町で農家をやろうと計画し、土地建物を10年も前に購入し、農業の手伝いをされてきたそうです。
相談があり、一緒に、住宅兼田畑を見に行きました。
今、原発の稼働を求める声が経済界で強まっているといいます。また中小企業でも電気料金の値上げで、経費がかさみ、『原発必要』論が広がっているとのことです。
しかし、富岡町に行けば、『やっぱり原発は駄目だ』ということを痛感することでしょう。
ひとっこ一人いない町なみ、野生化したベコ(牛)の糞があちこちにあり、スーパーも弁当屋さんも、美容室も、ネオン一つつかない。
誰もいない。掃除している風景もなければ、洗濯物が干しているわけでもない。街角でおしゃべりする姿もない…
すれ違う車は、シートをビニールで覆った警察や東電、環境省の車両など…
みんなテレビでみる、福島原発事故現場で作業する白い作業着姿です。いったん車外に出れば、足の裏や持ち物の線量をチェック。
わずか2時間での外部被ばく線量もチェックです。
非現実の世界を作ってもなお、経済とか、効率とか…みんなわかっているのではないでしょうか!