賛成多数で可決した意見書案分は、以下の通りです。
インボイス制度の延期・見直しを求める意見書
消費税法における適格請求書等保存方式(以下、インボイス制度)が今年10月1日より実施される予定である。
しかし、市内事業者への周知徹底は不十分なままで、理解も得られていない。また日本税理士会連合会をはじめ、日本商工会議所、フリーランスの会、日本俳優連合、日本アニメーター・演出協会など数多くの団体や個人も、インボイス制度の廃止、延期・見直しなどの意見を公表している。
その理由は、第1に、新たに適格請求書の発行や点検、集計が過度に必要となり、事業者の負担が増加する。
第2に、免税事業者が適格請求書を発行できないことに伴い、取引の中止または不当な値下げ等により経営状態が圧迫される。
第3に、消費税における免税制度が形骸化し、中小事業者の活力を阻害しかねない。
第4に、税制が必要以上に商取引に介入するうえ、中小零細企業ほど負担が重くなることなどがあげられる。
そこで政府に対し、インボイス制度の延期・見直しを強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
2023年7月12日
衆議院議長 細田博之 様
参議院議長 尾辻秀久 様
内閣総理大臣 岸田文雄 様
財務大臣 鈴木俊一 様
内閣官房長官 松野博一 様
千葉県流山市議会
(
20230714赤旗)