日本共産党流山市議団
行政・資料
南流山中学校の移転計画は表向きの理由なの? (5)
暁星国際学園(木更津市)への貸与について、現時点ではこれが最後の資料です。

東洋学園大学の手たものと土地を、市が購入する財政計画です。

なんと土地建物の購入費は、40億3476万2727円!!!!!!!!!
この3月議会で、暁星学園に貸与するため、一部の建物を6億3850万円分をわざわざ先行購入するようです。

その後、議会にチェックされないように、土地開発公社という団体を活用し、ひっそりと残りを購入・・・その金額は33億9626万2727円。
その後、市が土地開発公社から買い戻しをするため、その事務量、利子等がかさなって、35億3374万965円で購入(さらに地方債を財源にするためその利子も加わります)するというのです。

さらに、建物をすぐに中学校仕様に活用できませんから…改修費は21億7100万円!!!!!!!!!!!!!!!!!!

市長のポケットマネーでもなく、市民の税金。しかも市有地という市民の財産を、不透明なまま暁星国際学園に貸し付ける。公立中学と私立中学が隣接するという事態です。

ちなみに、暁星国際学園のHPには・・・「学園の使命」の第1として、「キリスト教精神に基づく価値観と信念の涵養に努め、キリスト教的愛の実現を、すべてに優先して追求させる。」とあります。

個人の思想信条は自由です。また団体の結社も自由です。が、さまざまな思想を持っている市民共有の財産と、流山セントラルパーク駅前市有地(幼稚園・小学校)でも、今度の南流山移転用地の一部用地(「中学校としては未利用地」と市はレッテルを張っていますが、本当に未利用地なのかどうかは、市民が決めるんですヨ)でも、特定の宗派に優先的に貸与することが本当に市民の福祉増進につながらのか、改めて、市民にご検討いただきたいと思うのですが…

ちなみに、流山セントラルパーク駅前市有地の暁星国際学園では、幼稚園と小学校に通う児童のうち、市内在住者は200人弱です。一方で、市外から通う児童は、250人余です。しかも、小学校は、35人学級で1学年2クラスの優良適正規模校ですから、「私」立と「市」立…同じ市内で、市有地にありながらある学校なのに、一文字違うだけで、教育環境が雲泥の差です。この「差」が、土地代を市が安くしているからできる「差」なら大問題ですよ。
(東洋学園大学の土地建物購入及び南流山中学校移転の財政フレーム)
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