日本共産党流山市議団
質問・見解
2007年06月19日 流山市議会議長に議会改革について申し入れました。
 6月19日、日本共産党流山市議団は、議会制民主主義と住民の立場に立った議会改革を求める申し入れを、議長に対しておこないました。

 日本共産党市議団は、これまでも改選のたびに、議会改革の申し入れを行なってきました。同時に、この間、地方分権特別委員会などの場を通じて、改革できるところは超党派ですすめてきました。海外視察の凍結や本会議のインターネット中継などはその成果です。
 日本共産党の市民要求アンケートでは、議員に求めることとして「税金のムダ使いをチェック」との回答が第一位を占めました。議会が市民の声を市政に反映させるとともに、大きな権限を持つ市長をしっかりとチェックしていくことが求められています。

 引き続き、市民の立場で、議会改革をすすめていきます。


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          議会制民主主義と住民の立場に立った議会改革を求める申し入れ書

流山市議会議長 馬場征興様                               2007年6月19日
                                               日本共産党流山市議団
                                                   高 野 と も
                                                   乾 紳 一 郎
                                                   小 田 桐 仙
                                                   徳 増 記代子

 憲法と地方自治法が施行されてから60年余り、流山市議会でも「住民の福祉の増進を図ることを基本とする」という、地方自治法の本旨を推進する役割が強く求められています。憲法と地方自治法に基づく議会の性格と権限は、住民の選挙による住民代表機関として、議決機関とともに多種多様な住民の意思をより正確に反映し、市政への住民参加を保障すること、市長及び執行部を民主的に点検・監視することにあります。

 同時に今地方自治体は、国の三位一体改革の名のもと、地方交付税の削減などにより、たいへん厳しい状況に置かれています。私たちは、住民の暮らしや福祉を重点とした財政の転換を求めるとともに、税金の使い方を厳しくチェックする必要があると考えています。日本共産党が昨年実施した市民アンケートでも、議員に望むこととして「税金のムダ遣いをチェックしてほしい」という意見が多数寄せられました。

 流山市議会においては、議員の報酬見直し、本会議のインターネット中継、政務調査費の透明性向上など積極的に取り組んでいるところですが、流山市議会を代表し、会議を主宰する重要な役割を持つ議長におかれましては、公正・公平・平等、議会制民主主義と住民の立場に立った議会改革を申し入れます。

1、議会の民主的構成と交渉団体について
  1:1人会派も含めてすべての会派を交渉団体とし、議会運営委員会、各派代表者会議は全会派で構成すること。
  2:議長、副議長の在任期間中の会派所属を無所属とし、公正な議会運営を行う客観的な条件を整えること。

2、議会運営の基本及び改善について
 1:言論の府としての議員の自由な論議を基本的に保障すること。
 2:執行機関の行政に対して、監視・監督の機能を高めること。
 3:議員の経験・年齢・性別・社会的地位・思想信条・所属政党など、すべてにおいて対等・平等を貫き、議員の諸権利を保障すること。議会の議決は多数決制とともに、少数意見を尊重すること。
 4:議会運営委員会の「申し合わせ・確認事項」に則り、議会運営に関わる協議は「全会一致」を原則とし、民主的運営に努めること。
 5:常任委員会の開催については、小会派による委員会での質疑(委員外発言も含め)を保障するために、1日1常任委員会とすること。
 6:土日、祝日を活用した議会や夜間議会など、広く市民が参加しやすい会議を開催すること。

3、その他
 1:本会議同様、委員会もインターネット中継の導入を検討すること。
 2:本会議同様、委員会においても傍聴者の録音、写真撮影を認めること。
 3:議員は正規の報酬を受け取っており、費用弁償(日当)の支給は中止すること。                    
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