日本共産党流山市議団
活動紹介
「子育てするなら流山」をめざして・・・日本共産党流山市委員会主催
子育て問題交流会を開催
 11月14日(土)午後3時から初石公民館において、日本共産党流山市委員会主催による「子育てするなら流山」と題した子育て問題交流会が開かれ、子育て中のお父さんやお母さん、保育士や元教師など約30名の方が参加しました。

 冒頭に、植田忠義党市委員長が「今、子どもを取り巻く問題が山積している。みなさんからおおいに問題点を出していただき、今後の活動に生かしたい」と交流会の主旨を説明。2人が問題提起しました。

 日本共産党の小田桐たかし市議は、流山市には18歳未満の子どもが25,700人で一人当たりの市予算は189,000円であること。子どもの医療費助成が平成15年度から始まり、世論と運動で今年8月からは入院に限り小学校6年まで拡充されたこと。保育所待機児童が90人、求職中でも入れないなどを含めると100人を上回っているのに、市の次世代育成計画には保育所を大幅に増やすことが盛り込まれていないことなどを報告しました。

 妹尾七重党市副委員長は、子どもの貧困問題を告発。就学援助や生活保護の教育扶助を受けられる人が受けていない実態があること。子どもはつらくても家庭の経済状況を見て私学に行きたいなどと言えない。子どもの話を聞いてあげることが大事であること。教育を受ける権利を守るために、国の政治が変わるまで待っていていいのかと、指摘しました。

 その後、多くの参加者から悩みや不安、要望など多様な発言がありました。
 主な内容は次の通りです。

●妻は3男の誕生後、育休も取らず産休明けですぐに保育園へ預けている。でも保育園へ入れなければ妻は仕事ができず、暮らしがたいへんになる。これは税収が減るという点からも行政にとってもマイナスではないか。
●学童保育が親たちの運営委員会方式だが、親は忙しくてなかなか参加できないとやめさせられるのではというプレッシャーがある。
●学校に集金袋で給食費や教材費として月6,000円子どもに持たせる。先生に任され、他の子どもの目にも触れ、持っていけない家庭の子はつらい思いをする。習字セットが3,000円、すぐ次に書き初めセットが2,000円。他にもいろいろかかる。義務教育なのにおかしい。
●先生の雑用が多すぎて忙しすぎるために、目が子どもにいかない。サポート教員を増やしてほしい。
●仕事がサービス業のために土日が休めず、やむなく無認可保育園に入れて土日も預けているが、保育料が7万円。夫も土日が仕事で、小学校に行ったらどうすればいいのか。
●セントラルパーク駅前にできる保育園の分園には、園庭がない。おおたかの森駅前のマンションにある保育園は、保育料が10万円にも。
●公立の流山幼稚園に子どもが入園した時、廃園のことを聞かされ、60周年まではつぶすなと運動してきた。市長交渉もやったが、なぜつぶすのか結局わからなかった。
●かつて公立幼稚園を2年制にする時、親たちといっしょにがんばった。その経験を生かせたら。
●多くの人の力もあって自分は何とか子どもを預かってもらい、その間に仕事を探せたが、これからがたいへんで不安。
●今、国で保育の最低基準を切り下げる見直しがすすめられようとしているが、これが実施されたら安心、安全な子どもたちのための保育ができなくなる。引き上げこそ必要。
●新政権は配偶者控除と扶養控除を廃止すると言っているが、そうなると所得が上がり保育料も上がってしまう。
●派遣で働いている。私は親といっしょに住んでいるからまだいいが、親と離れ、子どももいる人はどうなっちゃうのか、ぞっとする。貯金も神経も減っていく。子どもも結婚もあきらめる人もあるだろう。すごく残念。税金を納めているんだから、何とかしてほしい。
●高校の授業料が払えずバイトしていたが、給料日に先生とATMに行って授業料をはらったというつらい話を聞いた。先生が通帳と印鑑を預かっているとのこと。先生もこうしなければ、生徒が退学を迫られることになると苦悩している。
●中学の部活費が1口2,000円で、2口以上納めてほしいと言われた。

 最後に植田市委員長がまとめとして、
(1)子どもの目線、立場に立って子どもの人権を守るということを第一の視点にすることが大事。
(2)総合的な対策が必要。
(3)緊急的には、保育園入園と就学援助の集団申請に取り組むなど、市長の責任に迫る。
(4)「子育てするなら流山」と言える流山をつくるために「子育て連絡会」を、団体・個人問わずつくり、大きな市民運動にしていこう。
と4点について呼びかけ、交流会を終了しました。
ページのトップに戻る  インデックスに戻る