日本共産党流山市議団
活動紹介
これでいいのか「官から民へ」・・・流山幼稚園廃園問題で
PTAのお母さんたちが存続求め市長と懇談
 市立流山幼稚園の廃園計画公表から半年。父母を中心に存続を求める声が広がる中、4月15日には3回目となる話し合いがおこなわれ、市長が対応しました。

 父母会は「流山幼稚園存続を求める要望書」を提出。●建て直すには費用がどれ位かかるのか。修復して存続する場合、費用はどれくらいかかるのか。●すべての学校の耐震工事が終了した後に、建て直し、又は修復の費用にあてることはできないのか。●公立として存続させることを前向きに検討しているのか。などの質問と要望を市長にぶつけました。

 市長は「学校耐震化がおわっても新市街地に新設校をつくるなど多額の費用が必要」などと、父母の願いをことごとく拒否。「民でできるものは民で」と計画は見直さないと答えました。
 父母は「学校や地域との連携でおこなわれる公立幼稚園の保育は幼児教育の最先端。公だからできること」「不動産の案内に、公立保育園が近くにあることで我孫子市から転居しました。それなのに東幼稚園が廃止され、いま又、流山幼稚園が廃止では、何のための転居だったのか」と涙ながらに存続を訴えました。

 いま、新自由主義への批判が高まり、何でも民にまかせようというやり方への反省が広がっています。それなのに、市長の姿勢は、地方自治体の役割を放棄するものではないでしょうか。

 懇談には、議会から日本共産党の高野とも、いぬい紳一郎議員など、5名が立ち会いました。
 日本共産党は、引き続き、みなさんと力を合わせて全力を尽くします。


平成21年4月15日
流山市長 井崎義治様
流山幼稚園存続を願う会代表
保護者一同

流山市立流山幼稚園存続を求める要望書

 このたび、流山市より平成23年3月に流山幼稚園の園舎の老朽化や財政発などの理由から、廃園という答申が出され、公表されました。
 流山幼稚園は地域の方々、小・中・高生達とも交流を深めながら長い歴史の中で先生、保護者の連携を常にはかり、子ども達を育んで参りました。子ども達にとってこの素晴らしい環境をひとりでも多くの子ども達に残して頂きたく、廃園の方針を見直し、流山幼稚園の存続を強くお廉いする次第であります。
 流山幼稚園存続に関して何度か話し合いの場を教育部の方々とさせて頂きましたが、保護者の質問に対し思う様な返答をして頂けませんでした。是非市長にも直接お話を聞いて頂きたいと考えておりますので、宜しくお願い申し上げます。

  1. 老朽化を理由に流山幼稚園を廃園するというが、平成23年3月まで耐震検査、及び修復はしないのか。
  2. 出来れば建て直してほしいが、費用はどれ位かかり、それは捻出可能なのか。修復して存続可能な場合、費用はどれ位かかるのか。又、その間の通常保育は可能か。
  3. 市内全ての小中学校の耐震工事が終了した後の予算を、流山幼稚園の建て直し、又は修復の費用に当てる事は出来ないのか。
  4. 今まで話し合ってきた内容・保護者の思いは市長・教育長にきちんと伝わり、市長・教育長は検討してくれているのか。

     (1)公立として流山幼稚園を存続させることを前向きに検討しているのか。
     (2)民で出来ることは民で、と言うが、今までに公立でしかないよさを訴えてきたがきちんと検討されているのか。
     (3)以前の話し合いの中で、修復、又は建て直し費用の一部に当てる意味で、入園料・保育料の引き上げをしてでも存続してほしいと伝えたがどのように検討されているのか。
                                        
以上になります。

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