各地で後期高齢者医療制度の廃止を求める署名をお願いすると、「こんなひどい制度はすぐにやめさせて」という声がかえってきます。
この切実な声にこたえようと、5月21日、千葉県の後期高齢者医療制度を求める第4次国会要請行動がおこなわれ、柏、流山、野田、我孫子市などから80名が参加、9749筆の署名が提出されました。
署名提出に先立ち、6組に分かれて、総理大臣への申し入れや、厚生労働省との交渉、南関東ブロックや県内選出41名の全国会議員会に要請しました。
「地元では『ひどい制度だ』と言われています」(自民議員の秘書)「個人的な意見ですが、無理がある制度ですよね」(内閣府職員)とおもわず本音がもれたり、「(制度ができる時)中身は知らなかった」(自民秘書)といいわけに終始する場面もありました。「見直しを検討しているところ」(自民秘書)と、耳障りのいい言葉で取り繕ったり、議員本人が在室でも面会を拒否するところや、「いまさら反対してどうするんだ」(自民秘書)など、国民の声をまったく聞こうとしない、自民・公明議員の態度が明らかになりました。
厚労省は、75歳以上で後期高齢者と区切る理由について、「老人保健法で定められているから」を繰り返し、保険料の天引きは、「山間部などでの納入の手間を省いてあげている」「行政コストの削減のため」という始末。参加者の怒りも爆発寸前でした。
請願署名を託された日本共産党の小池晃参議院議員は、「党の本部にもじゃんじゃん電話がかかってくる。党派を超えて怒りが広がっている。ビートたけしさんが『75歳で区切るなら、タダにすべきだ』と言っていたが、私はこの制度の哲学・根本が間違っていると思います。日本共産党は制度がつくられたときも闘いましたが、昨年もアピールを出し、地域でも運動が広がっています。皆さんの奮闘が、4野党共同の法案提出へと後押ししてます。さらに廃案めざして、総選挙では志位さんとともに比例の2議席を勝ち取りましょう」と激励しました。
流山市からは、高野とも、いぬい紳一郎、徳増きよ子市議はじめ20数名が参加しました。