＜小山小学校のＰＦＩ事業の参加事業者について＞

　表記の報告が、1月12日の代表者会議で助役からありました。

　Ｈ18年10月6日及び19日に入札広告を行い、4グループから参加表明がありましたが、審査結果いずれも入札参加資格があるとされていました。助役の報告は、「今年1月10日締切で計画の提案を求めていたが、締切までに4グループ中3グループが辞退した」というものでした。

　質疑の中で、残った企業グループは「大新東ヒューマンサービス（株）」であること。もしＰＦＩではなく、従来の方法で建設するとなると、小山小学校の開校は半年から1年以上遅れることになることが明らかになりました。
　助役は「1グループでいけることもある。全国的には例もある」などと発言しましたが、このまますすめることは多いに問題があるといえます。

　12月の流山市議会で当局が提案した、市役所第二庁舎建設議案が全会一致で否決されましたが、その主な理由は、この建設事業を落札した「大和工商リース（株）」が静岡の事業で贈賄により逮捕者を出していたことが理由で、全国で指名停止を受けていたことが、わが党の調査で明らかになったからです。
　今回ＰＦＩ事業を辞退した中には、同じ企業も含まれており、12月議会でわが党はこの点についても指摘。一般質問やＰＦＩ事業について様々な角度から疑問を投げかけた請願・陳情の審議状況を傍聴していた方たちから驚きの声が上がりました。当局は答弁不能になりました。

　市長はあくまでもＰＦＩにこだわり、再度業者を募集するか、1グループで強行するということも考えられますが、議会の流れや市長・市議選が近いということもあり、スムーズにいくわけがありません。
　とりわけ1グループでの強行は、この企業が不正企業であること、他の企業との競争がなければ企業の言いなりになってしまうことなど、重大な問題です。

　民間丸投げ、開発中心の計画を凍結し、全市民的な議論を十分にすべきではないでしょうか。

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＜入札参加資格確認グループ＞

１、日比谷総合設備（株）グループ〔辞退〕

　代表企業―日比谷総合設備（株） 　構成員―（株）学習研究社、（株）コスモクライフ、（株）メフォス〔三重・静岡・宮城・東京などで食中毒を起こしている〕 　協力企業―（株）ＮＴＴファシリティーズ、（株）教育施設研究所、（株）鴻池組、鳳コンサルタント（株）

２、ＵＦＪセントラルリースグループ〔辞退〕

　代表企業―ユーエフジェイセントラルリース（株） 　構成員―（株）ダイワサービス、戸田建設（株）、（株）ニッコクトラスト〔98年に柏光中で食中毒、昨年広島で給食に異物混入、これをきっかけに柏の学校給食から撤退〕 　協力企業―財団法人千葉ＹＭＣＡ、（株）中西製作所、プラス（株）、（株）山下設計

３、大和工商リースグループ〔辞退〕

　代表企業―大和工商リース（株）千葉支店〔静岡で贈賄により逮捕者を出し、松江市、目黒区、千代田区などで指名停止を受けている〕 　構成員―京成建設（株）、コクヨ東京販売（株）、（株）三晃空調、（株）東京エネシス、（株）日総建、パシフィックプログラムマネージメント（株）、三菱電機ビルテクノサービス（株） 協力企業―セントラル警備保障（株）、ハーベスト（株）、（株）プロケア

４、大新東ヒューマンサービス（株）グループ

　代表企業―大新東ヒューマンサービス（株）〔北海道で指名停止を受けている〕 　構成員―アドテクノ（株）、（株）きんでん、（株）佐藤総合計画、大星ビル管理（株）、（株）中村組 　協力企業―安藤建設（株）