日本共産党流山市議団
活動紹介
区画整理・再開発の住民運動が全国からつくば市に集合
第39回区画整理都市再開発対策全国研究集会に参加しました
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 10月21日〜22日に、NPO法人区画整理・再開発対策全国連絡会議が主催する第39回区画整理都市再開発対策全国研究集会が、つくば市のホテルで開催されました。

 区画整理都市再開発対策全国研究集会は、全国で土地区画整理事業や再開発事業に巻き込まれて、土地を奪われ平穏な生活を破壊されている住民たちが、反対運動など住民運動をすすめていますが、こうした住民運動の人たちや学者・研究者がいっしょに、全国の運動の成果を学び会おうというものです。 90年代の後半からは、区画整理の破たんや都市再開発についての交流や研究もすすめ、大変注目されています。

 研究集会は、まず全国連絡会議の世話人で兵庫・西宮西口区画整理反対運動の東昇氏が、「立ちんぼうから見えてきたまちづくり」と題して問題提起。「まちづくりという点では、これまで行政の側から攻め続けられてきた。まちつくりを考えるときに、地域にとけこんでいなければ見えてこない。日常的ないい人間関係をつくっていくことが必要。行政とも「可愛くたたかう」ことをやっている。」と反対運動からまちづくりへの視点への転換について話がありました。

 続いて、メインの 記念講演では、「心のクレヨンを取り出してーみんなで描こう 共生のまち」と題して、NPO法人日野・市民自治研究所副理事長の池上用通氏が「当局の手で汚され暗転させられた『まちづくり』に本来の色彩を取り戻そう。人々の暮らしを支えあい、人権と民主主語をもとに豊かな復権させよう」をテーマに、憲法の地方自治の原則をベースに、住民自治によるまちづくりの可能性について、自ら訪問した全国の自治体の取り組みなども紹介しながら力説。参加者に大変共感を与えました。

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 次は、各地からの報告として、兵庫・赤穂市から「横暴な組合区画整理に巻き込まれて」、港区品川駅前高輪から「都市再生」「街こわし」、常磐新線・流山新市街地から「エクスプレス沿線開発の中で生活を守る」と題して報告がありました。流山からは、「住みよい流山をつくる会」の三原さんが発言し、粘り強い運動の中で、減歩率を0.2%程度まで引き下げさせた報告をおこない、参加者の関心をあつめました。

 その後、21日の夜と22日に午前には、6つの分科会に分かれて経験交流をおこない、最後にまとめの集会で終わりました。

 研究集会には全国から約200名の住民、議員、研究者らが参加。流山からは「住みよい流山をつくる会」の住民など6名が参加。いぬい紳一郎議員と小田桐たかし議員も参加しました。
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