2月23日から始まる3月議会。発表された議案には、国保・ 介護など、市民の負担増が目白押しに計画されています。
『やったことがない』といいながら、国保・ 介護ーダブルで値上げ!!
いまでも、「国保料が払いきれず保険証を持っていない」「生活が大変」との声があがっているにもかかわらず、流山市では来年度国保料、介護保険料をダブルで値上げする予算を組んでいます。
値上げ案では、国保料で年間平均2千円、介護保険料で年間1万円をこえる値上げとなっています。
老年者控除の廃止により、国保・ 介護合わせて3万円近い値上げを強いられる方も。
この間、『流山市の国保を良くする会』には「とても払いきれない」との声が多く寄せられています。
12月議会で、「値上げすべきではない」と迫ったわが党の質問に、市当局も「(国保と介護)一緒に値上げした年はない」と認めました。それでも、値上げを強行する姿勢は、「住民の福祉の増進」をはかる地方自治体の役割を放棄したといわざるを得ません。
延長保育の有料化 子育て世代に直撃
その他には、父母や市民の運動により、無料で実施されてきた延長保育(18時〜19時の保育)を有料化する計画です。
公立保育園では、1時間百円程度を検討しており、多い方で毎月2千円を超える負担増になる計算です。
母子家庭の方は、「仕事が終わりしだい急いで帰ってきても、東京の職場からだと、延長保育が無かったら預けられない。でも2千円の負担は大変」とうったえています。
少子化の原因の理由に、経済的理由があがっているにもかかわらず、いま以上に負担を増やすとは、本気で少子化問題を解決する気があるのでしょうか。
新線沿線巨大開発を見直し 福祉・ 暮らし優先の市政へ
来年度の予算案は、市民への負担増が目白押しの一方で、新線沿線巨大開発には大盤振る舞いです。
H18年度とH17年度の予算を比較すると、西平井・ 鰭ヶ崎地区の土地区画整理事業は約37%もアップ。市政運営の中心をどこに据えているかは一目瞭然です。
税金の使い方を切りかえれば、福祉・ 暮らしを守ることは十分できます。
(
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